教員紹介
専門分野の異なる所長と6名の客員教員が、皆さんの学習をサポートします。月1、2回のセミナー、講演会、学習相談を行っています。セミナーは在学生のほか、一般の方にも開放しています(一般の方は1セミナーのみ参加可能です。在学生はすべてのセミナーに参加できます)。講義内容や日程の詳細、お申し込みはトップページ「滋賀学習センターからのお知らせ」でご確認ください。太田 善之(おおた よしゆき)
所長/財務会計論
私は大学における経済学部のゼミ生時代より、財務会計論を勉強してきました。学生時代の指導教員がドイツ会計学を研究されてきた先生なので、その後指導の下、私自身もドイツ会計学を専門としています。ただ今や、何でもアメリカ流の考え方が主流を占める日本において、この研究はマイナーな部類に入るかもしれません。しかし、財務会計論自体はたとえば資格にかかわる内容でもあります。私も、かつて大学入試センター試験時代には「簿記」の問題作成にかかわり、また平成年間には公認会計士試験における「財務会計論」の試験委員を務めました。
いわゆる簿記・会計にかかわる知識は、企業(会社)の発信する情報を理解するための一種の「言語」です。したがって、その意味や文法を知らないと、発信された情報が分からなくなります。私が担当するセミナーでは、1つの教養として簿記・会計の知識を、できる限り平易に説明したいと思います。
◆2026年度第1学期のセミナー
【簿記入門セミナー】簿記3級を目指そう
簿記初心者に、日本商工会議所検定試験の簿記3級向けテキストを使って勉強することを目的とします。テキストを使って体系的に学習することによって、たとえば11月の検定試験の受験を目指すことも良いでしょう。
糟野 潤(かすの めぐみ)
電気分析化学
昨年度に引き続き、本年度も客員教員を務めさせていただきます。専門は電気分析化学で、水溶液中に何がどれくらい溶けているのかを電気化学的に調査しています。必要に応じて、電気化学分析に必要な電極も作製しています。
第一学期は「基礎化学セミナー(生活の中の化学)」を行う予定です。化学の研究成果が身近な人間生活に果たしている役割を、いくつかの具体例を通して学びます。身の回りに存在する化学物質の成り立ちを理解する上で必要不可欠である原子の構造や電子配置、周期表との関係についても理解を深めます。また、簡単な演示実験を通して化学の世界を楽しんでもらいたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。
◆2026年度第1学期のセミナー
【基礎化学セミナー】身の回りの化学
身近な生活の中には化学が深く関わっています。化学の基本である「元素の周期表」が完成する前から、化学の研究は盛んに行われてきました。演示実験にいくつか取り組んで、化学の世界を楽しんでください。
金 宇大(きむ うだい)
東アジア考古学
昨年度に引き続き本年度も客員教員を務めさせていただきます。(授業は2学期からとなります。)
就任のご挨拶でも書かせていただきましたが、私の専門は考古学です。古代の「日韓」交流について、両地域で出土する出土品の比較研究からアプローチしています。
こうした細かな考古学の研究に取り組む一方で、大学では世界遺産をめぐる諸問題を取り扱った授業も担当しています。世界遺産登録が始まって50年近くが経ち、すっかり人口に膾炙した「世界遺産」ですが、その登録や保存をめぐっては様々な「歪み」も生じています。今年度のセミナーでは、特に文化遺産の問題に関して、航行学的な視点に寄せて考えてまいります。
◆2026年度第1学期のセミナーは休講です
田中 英明(たなか ひであき)
政治経済学
本年度で2年目となります。よろしくお願いします。専門は政治経済学で、決済・信用機構を中心に市場の組織化のあり方を理論的・歴史的に研究しています。
セミナーでは、日本経済の現状や課題について日本や世界の様々な統計データを確認しながら、時間的・空間的な比較など、できる限り多面的に学んでいきます。これまでの財政・社会政策や金融政策の功罪を問い直しつつ、時にはマルクス『資本論』やスミス『諸国民の富』などの古典にも取り組んでみたり、ポランニーやグレーバーらの人類学や社会学などの知見をちらっと眺めたりと、寄り道や遠回りをしながら、日本社会の将来を考えていきましょう。
◆2026年度第1学期のセミナー
【日本経済論セミナー】金融化する日本の経済社会
「金融化」と呼ばれる経済や社会の変化とその将来について、金融市場や金融機関だけでなく、企業や政府、そして地域社会や家計・世帯に至るまで、じっくりと探っていきましょう。
森 太郎(もり たろう)
園芸学・農業教育
本年度も客員教員を務めさせていただきます。専門は園芸学、農業教育です。
食料生産の現場では、安定生産、環境負荷の低減、食の安心・安全性の確保、品質向上、省力化などが求められています。また教育現場では、植物の栽培を通した情操教育、科学教育、食・農・環境教育が期待されています。上述の観点から主に野菜を対象として、栽培技術の開発や品質評価、教育プログラムの開発を行い、その成果を食料生産や教育の現場に還元することを目指しています。
本年度のセミナーでは、身近な作物の生理・生態や栽培技術について学んでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
◆2026年度第1学期のセミナー
【栽培学セミナー】夏野菜の生理・生態と栽培技術
実際にご家庭で畑やプランターを使って夏野菜の栽培を行ってもらいます(キュウリやエダマメなどを予定)。皆さんの栽培体験を持ち寄り、夏野菜の生理・生態と栽培技術について学んでいきましょう。
伊藤 美樹子(いとう みきこ)
地域看護学、医療社会学
私もかつて、放送大学の科目履修生としてドイツ語や英語を学びました。いずれもラジオ講座で、放送を聞くだけでは理解が難しく、カセットテープに録音しては何度も繰り返し聴き、ノート作りに苦心したことを懐かしく思い出します。先行きが不透明で将来の予測が難しい時代において、健康であること、そしてwell-beingな状態であることは、私たちにとって重要な資源の一つです。私が担当するセミナーでは、健康がどのように生成され、また損なわれるのかについて、生物医学モデルだけでなく社会心理モデルの視点から考えていきたいと思います。また、学びたいという意欲を共有する仲間との出会いは皆さんにとってかけがえのない財産にもなると思います。滋賀学習センターで皆さんとお会いできることを楽しみにしております。
◆2026年度第1学期のセミナー
【保健医療と社会セミナー】
健康・病気と保健・医療の分野における問題を、行動や生活、家族や集団、職場や家族、制度・政策との関わりや社会・文化の影響から考えてみたいと思います。
吉川 悟(よしかわ さとる)
臨床心理学
今年度も客員教員として講義を担当させていただきます吉川悟です。本務は龍谷大学心理学部において臨床心理学を中心に学部生から大学院の博士後期課程の学生に、臨床における教育・研究の指導を行っています。
昨今の社会情勢の激変に伴い、個々人のメンタルヘルスにおける精神的不調や、人とのかかわりで生じる人間関係のトラブルが増えています。今年度は、こうした場面に効果的な心理学的対応をセミナーを通して、お話しできればと思っています。どうぞよろしくお願いします。
◆2026年度第1学期のセミナー
【リラクセーションを学ぶセミナー】催眠療法から波及した基礎的な技術
日常的な場面における緊張感を少しでも自分でコントロールできるようになると、ずいぶん心理的な負荷が軽減できるので、自分に合った方法を取り入れるチャンスにしてください。
※こちらのセミナーはオンライン(ZOOM)で開催されます。

