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放送大学
滋賀学習センター

所長ご挨拶

 2025年4月1日付で放送大学滋賀学習センター所長を拝命いたしました、太田善之です。2024年3月まで滋賀大学経済学部で教鞭を執っていました。専門は会計学(財務会計論)です。

 試しに、放送大学のWebページを英語表記でご覧になってください。放送大学は、"The Open University of Japan"と表記されていることが分かります。つまり、誰にとっても「オープン」な大学です。そのオープンなところは、随所に見られます。

 放送大学は、学力試験という入学試験はなく書類選考のみで入学ができる、国が認可した正規の大学です。したがって、大学卒業資格の「学士(教養)」の学位取得を目指すだけでなく、キャリアアップや生涯学習、何らかの資格、たとえば先に記した私の専門で言えば、簿記や税理士の資格取得に向けた勉強など、目的に応じた学び方ができます。その意味で、多様な人々が集う場所です。また、コロナ禍以降、一般的な大学がそうである以上に、多様なスタイルの授業形態をとっています。たとえば、ご自宅でテレビをつけたときに目にした人もいらっしゃるかもしれません。そのようにBSテレビ(BS231chなど)・ラジオを見て、聴いて学習できます。さらに、インターネットによる放送授業を活用したり、ここ瀬田の地にある滋賀学習センターにお越し頂いて放送授業を再度見たり、面接授業(スクーリング)を利用してみるなど、自分のペースで学習を進められます。

 さらに、学生としても、「全科履修生」(最長10年間在学可能です)として所定の期間在学し、所定の単位を修得して学位取得を目指すことができます。あるいは、興味のある分野から特定の科目の1科目から学ぶこともできます。そして、「選科履修生」(1年間在学)と「科目履修生」(半年間在学)という仕組みもあり、お試しで入学したい方にも最適です。

 一般的な大学で学び、その後も職場としてきた私には、こうした大学のスタイルはとても新鮮です。ただ共通する点は、やはり「大学」であるということです。高等学校までの教育では得られないものを、より広く、より深く、より細やかに学ぶ場所でしょう。そうした形で何か学びたいという欲求は、人たらしめるための基本的な欲求であり、また誰もが持っていて自然に湧き出る気持ちです。そうした気持ちが芽生えた人はその機会を逃すことなく、まずは放送大学という門を叩いてみてください。不慣れなところもありますが、新たな企画も考えたいと思います。

 滋賀学習センターは、大津市瀬田の龍谷大学瀬田キャンパスの一角にあります。現在、滋賀学習センターには、10代から70代以上の男女、それもさまざまな職種の方々が学部生や大学院生(併せて600名程度)となりが学んでいます。公認のサークルも3つあります。瀬田はご承知のように県南部であり、かつ、県西部ともいえる場所で琵琶湖岸の穏やかな地です。同じ滋賀県といえども、私の勤務していた県北の彦根とはまた異なる気候風土の瀬田で、春の芽吹きとともに、学びたいという気持ちを抱えた皆様に会えることを心待ちにしております。

滋賀学習センター所長
太田 善之

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