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放送大学
三重学習センター

所長ご挨拶

所長挨拶

 令和8年4月より放送大学三重学習センター所長を拝命しました藤田伸也(ふじた しんや)と申します。私は1996年に三重大学人文学部に採用され、28年間にわたり教育・研究に従事しました。最後の4年間は人文社会科学研究科長・人文学部長として大学の管理運営に携わり、その後は特任教員、非常勤講師として三重大学人文学部で教えました。また放送大学三重学習センターや愛知県立芸術大学など様々な大学で非常勤講師をしています。これまでの大学での経験を活かして三重学習センターの教職員の方々とともに、学生の皆さんの学習を支援してまいります。
 大学・大学院で美術史を学んだ私は、奈良市にある財団法人大和文華館の学芸員を11年間務めました。日本や中国などの国宝・重要文化財を多数所蔵する東洋古美術専門の美術館では、美術作品の調査研究・保存・購入・展示などで作品に直に触れる機会が多く、社会的交流の面でも大学とは異なる体験を積むことができました。
 美術は音楽や文学などと同じく芸術の一つであり、人間の長年にわたる知的活動の産物です。人間の精神や世界の本質を追求して新たな表現を創造し、「美」によって精神面から生活を豊かにします。科学もまた人と世界の本質である「真理」を探究する知的活動です。芸術は感性に基づき、科学は理性によって、両者はともに真理を探究します。
 万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチの例に代表されるように、芸術と科学は相互に深く関係しています。優れた建築を作るためには正確な設計図とともに芸術的感性が必要でした。ルネサンス期に完成された透視遠近法は空間を合理的に描くための絵画技法ですが、科学的技術として人びとの視覚や空間の把握にも大きな影響を与えました。
 真理の探究と知の創造を目指す人を育て、社会に還元することは教育の最大の目的であり、大学は学術の中心としてそうした人材育成を使命とする教育機関です。
 放送大学は通信制の利点を生かした柔軟なカリキュラムを用意し、多様な背景を持つ人びとが自分の関心に合わせて学び、仲間と交流できる場も提供しています。授業は科目履修生から大学院までの様々なレベルに対応しており、学生の期待に沿うように努めています。学生と接する放送大学三重学習センターが三重県での生涯学習の地域拠点となり、一人でも多くの学生が自由に学ばれることを切に願っております。

三重学習センター所長
藤田 伸也

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