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放送大学
熊本学習センター

所長ご挨拶

 令和2年度・3年度はコロナ禍一色で、メディアもテレビのコメンテーターも真偽定まらぬ数多くの情報を、時には検証なしで流布し、悪戯に社会不安を駆り立ててきたように思います。「全てを疑え」これはカール・マルクスの言葉でありますが、歳を重ねるごとに「アナーキ」な気分になりつつある私にとっては、危険な香りを感じてさせる魅力的な言葉でもあります。実際、この「全て」に「自分自身」を入れるか入れないかで、その後の行動は変わってきます。極端に言えば、入れればアナーキズムへ、入れなければ全体主義・独裁へと向かって行くように思います。そういう意味では、マルクスの言葉は端的で分かり易い名言ですが、解釈の仕様によっては、危険な言葉でもあるように思います。昨今の特定メディアやリベラルを標榜している人達は、恐らく後者の立場だと思います。

世界は確実にポストコロナ(ウイズコロナ)に向かっています。我が国はむしろ出遅れているようにさえ思えます。政府(政治家)やメディアには世界的なポストコロナの動きや正確な情報を我々国民に伝える責任があると思うのですがまだ不十分です。勿論、私達も、さまざまな情報から印象操作や情報操作を排除し、それらを冷静に受け止める必要がありますが、どう受け止め、そして、どう発信して行くかについては、社会全体が特定の価値には寛容ですが、多様な価値や考えには不寛容なになってきている昨今、思わぬバッシングも受けかねない状況です。それら不当な(悪質な)バッシングに屈する事なく自分の考えを主張するには覚悟と信念だけでなく、幅広い教養と情報収集・分析力、洞察力も必要になってきます。放送大学には質の高い教養科目や専門科目が数多く用意されています。これら科目群の中から、自分の好みやレベルにあった授業科目を選択し、一歩一歩、理解を深めて行くその先に新しい自分があり、学問を通した豊かな人生が待っているように思います。

「学びは豊かな人生を担保する基盤である」

放送大学熊本学習センター所長
古島 幹雄

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