教員紹介
香川学習センターは、所長、客員教員7名と、事務職員7名が、学生の皆さんの学習を支援します。 所長は学習センターの活動全体の運営責任者として学習環境の整備・充実の役割を担っています。7名の客員教員と共に、 学生の皆さまの各種相談や学習ゼミ、特別セミナーでの対話・意見交換による学習にも対応しています。
山神 眞一
香川学習センター所長(香川大学名誉教授・医学博士) / ≪専門分野≫ 運動学・スポーツ医学
令和7年4月から香川学習センター所長に就任しました。昭和57年から43年間香川大学で勤めましたが、その間、教育学部長、副学長を兼務させていただきました。香川学習センターでは、これまでの教育、研究を生かして頑張ってまいりたいと思います。
私の研究分野としては、子どもから高齢者を対象として運動学的、医科学的な視点から健康・体力づくりを専門に研究しています。四国新聞にて令和7年3月まで6年間、子どもの健康、体力、スポーツに関する連載を担当したり、香川県長寿大学講師として、人生100年時代の健康・体力づくりの講義を継続しています。現代社会では少子高齢化が加速化してきていますが、人としてのより良い生き方を支える健康・体力づくりは、ますます重要となってきています。皆さまといっしょに学び続けていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

上野 耕平
香川学習センター客員教授(香川大学教育学部教授) / ≪専門分野≫ 体育科学
令和7年度より香川学習センターの客員教授になりました上野耕平です。香川大学教育学部で教科教育(保健体育領域)を担当しています。専門分野は体育科学で,学校における体育指導や青少年のスポーツ活動に関わる心理社会的問題を対象として研究してきました。スポーツは我々の人生を豊かにしてくれますが,それはプレーヤーとして参加するだけでなく,観戦や応援,育成や支援,スポーツ文化の探究や理解を通じたものです。皆さんと一緒にスポーツについて様々な角度から語り合いたいと思います。

金綱 知征
香川学習センター客員教授(香川大学教育学部教授) / ≪専門分野≫ 発達社会心理学
香川大学教職大学院で主に生徒指導や道徳教育を担当しています金綱知征です。専門は発達社会心理学で、学校におけるいじめ問題の実態解明と予防・対応のための実践支援を中心に研究を進めてきました。最近はSNS等による誹謗中傷や個人情報の暴露など、インターネット上での差別や攻撃行動にも関心を持っています。コロナ禍の今、なぜ人は偏見をもち差別をしてしまうのか、皆さんとともに考えていきたいと思います。

寺林 優
香川学習センター客員教授(香川大学創造工学部教授) / ≪専門分野≫ 地質学
令和6年度より客員教授を務めることになりました寺林優です。平成4年に香川大学教育学部に着任し、工学部の新設に伴って異動し、その工学部が創造工学部に改組しましたが、香川大学在職は32年になります。専門は地質学で、国内外の変成岩や造山帯の調査研究をしてきましたが、近年は津波堆積物の研究もしております。また、平成19年に設置、平成20年に開館した香川大学博物館の立ち上げから関わり、現在まで運営に携わっています。大学博物館は、大学の教育研究を発信する「大学の窓」ですが、他の博物館とともに地域を変えることもできると思います。その方向性を皆さまと一緒に考えていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

野口 修司
香川学習センター客員准教授(香川大学医学部准教授) / ≪専門分野≫ 臨床心理学
臨床心理学を主な専門とし、その中でも特に家族や職場といった集団や人間関係に関する心理学を専門としています。臨床心理学とは、「何らかの悩みや問題を抱えた方に対して心理学の理論を使って支援していくための学問」といえます。現代では、子どもの不登校やひきこもり、職場のうつやハラスメントなどメンタルヘルスが関係した問題が社会の中で一般的なものになりました。臨床心理学がこれからの社会でどのように活用していけるのか、是非皆さんと一緒に考えていけたらと思います。

平野 美紀
香川学習センター客員教授(香川大学法学部教授) / ≪専門分野≫ 刑事法・医事法
香川大学法学部で刑事法・医事法を専門としております。今年度は、加害者処遇と被害者支援をテーマにして共生社会について、学びたいと思います。新聞等で見る犯罪事件は遠くの出来事のようにも思えますが、実は社会の中での事象であり、社会を写す鏡です。犯罪者に対してなぜ刑罰を科すのか?刑務所ではどのような処遇が行われているのか?被害者にはどのような支援が重要なのか? などについて、ご一緒に考えてみませんか。

松本 啓子
香川学習センター客員教授(香川大学医学部教授) / ≪専門分野≫ 在宅看護学
令和3年度より客員教員を仰せつかりました。専門分野は在宅看護学という領域であり、疾患や障害を有していてもその人らしく住み慣れた在宅で人生の最期まで暮らす、ということに向けた支援のあり方や意味の検討、時には実践も行います。また、療養者は決してひとりではありません。ご家族や周囲の方々との繋がり等についても分析を行います。皆さまと一緒に今の社会が目指している方向性等、考えていきたいと思っています。

望岡 亮介
香川学習センター客員教授(香川大学名誉教授) / ≪専門分野≫ 果樹園芸学
令和7年度より客員教授として勤務することになりました望岡(もちおか)です。令和7年3月末をもちまして香川大学農学部を定年退職しました。香川大学には平成11年4月から26年間勤務しておりました。専門は果樹園芸学で、特にブドウ、中でも野生ブドウについて、分類、評価、利用等を体系立てて研究・調査をしてきました。その成果として、香川大学ワイン「ソヴァジョーヌ・サヴルーズ」の原料のワインブドウ'香大農R-1'の育成、ワインの商品開発に携わりました。農学部在職中は放送大学香川学習センターで面接授業、シニアカレッジを行う機会があり、学生の皆さんの授業に対する熱意は、授業を行う身としてこちらも非常に励みとなりました。果樹を含めた植物についてその魅力についてご紹介しますので、よろしくお願いします。