吉野川流域の文化的背景 ー藍作と竹林・掻寄堤・高石垣家屋ー
「四国三郎」とも呼ばれる吉野川の流量は全国最大規模で洪水も多発しましたが、下流部に肥沃な沖積平野(徳島平野)を形成しました。そうした中で、人びとは吉野川と共生する工夫を重ねて、特色ある生業・生活を育んできました。その代表例が藍作で、阿波藍は近世後期~明治期には全国における一大ブランドを確立しました。かつて吉野川流域に卓越した竹林や搔寄堤は単に洪水被害を軽減するだけでなく、流域住民が生業としてきた藍作にも不可欠なものでした。講座では、吉野川の地理的特性と流域の歴史・景観について再考します。
種別 | まなびの森講演会 |
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講師 | 平井 松午(徳島大学 名誉教授) |
開催日時 | 2025年6月21日(土) 午後1時~午後3時 |
場所 | 徳島県立21世紀館1F 多目的活動室1 |
定員 | 40名 |
お申し込み方法 | 【申込先】放送大学徳島学習センター TEL 088-602-0151 |