教員紹介
放送大学千葉学習センターに所属する客員教員、担当するミニゼミをご紹介します。(※令和8年4月1日現在)ミニゼミとは?
「ミニゼミ」は放送授業や面接授業と違い、少人数で教員を囲みながら、各教員の専門分野をテーマに、発表、討論、実験、観察、課外活動など様々な学習スタイルで行われています。年齢や性別も異なる学生のみなさんが、指導教員のもと、共通のテーマを学びながら毎回楽しく活動しています。興味のあるテーマを学ぶとともに、他の学生や教員と交流していただくことも目的としていますので、試験や成績判定といったことはありません。
2026年度4月期は11のゼミで受講生を募集します。放送大学の学生であれば、どなたでも無料(一部ゼミは費用負担あり)で参加できます。受講生は随時募集しておりますので、ご興味のある方は、是非お申込みください。

潤間 励子(ウルマ レイコ)
『感染症と人類~過去・現在・未来~』
毎年後期に、千葉学習センターで「社会と感染症」という面接授業を行っています。そこで、討論し尽せなかったテーマについてミニゼミで討論したいと思います。社会学など多角的な視点から、感染症が社会や人間にどのような影響を与えてきたかを探求します。
一般市民が感染症をどのようにとらえ、行動してきたのか?に焦点を当てて行きます。①話題提供②参加者による相互討論③次回のテーマ決め →自宅学習では次回テーマについて情報収集してください という手順で進めたいと考えています。

伊藤 誠(イトウ マコト)
客員教授 / 専門分野:音楽科教育・ヴァイオリン
『ヴァイオリン・アンサンブルの楽しみ』
楽器の構え方や正しい姿勢、手入れの仕方から始まり、音程づくりの初歩はピチカート奏法(指で弦を弾く方法)で進めます。左手の型が身に付いてきた時点で、弓を使った音づくりへ進みます。導入期の教材は「わらべうた」や「童謡」ですが、簡単なアンサンブルの形態を取り入れ、楽しく楽器に親しんで頂きます。個別指導と集団学習を併用しますが、毎回の時間配分は、①11時から12時、②13時から14時30分、③14時45分から15時30分となっています。①と③が全体指導(集団学習)、②は個別指導(個人レッスン)の時間です。特に購入して頂くテキストはありません。課題(教材曲)はメールによる添付ファイルで事前にお知らせしますので各自で印刷して持参して頂きます。先月は、ゼミのまとめとして「発表会」を第1講義室で開催しました。
※定員満了の為、募集中止

三野 弘文(ミノ ヒロフミ)
客員教授 / 専門分野:物理学
『色と光の科学』
テキスト「物理と化学で読み解く色彩の起源 色と光の科学 小島憲道/末元徹著 講談社」を用いて、光が関係する科学について講義を行います。各章によっては、実物の観察や、PCを用いたシミュレーション体験なども行う予定です。
受講にあたり特別な履修条件はありません。テキストに沿って講義を進めるため、事前にテキストを準備しておくことを推奨しますが、テキストがなくても受講は可能です。本授業では、理解を深めるために簡単な観察やPCを用いたシミュレーション体験を行う予定です。そのため、可能であれば放送大学のネットワークに接続可能なPCを各自で持参・利用できる環境であることが望まれます。

柴 佳世乃(シバ カヨノ)
客員教授 / 専門分野:中世文学
『私の推しの古典文学』
古典文学には、古くて新しいいろいろな要素が詰まっています。日本の古典文学の中で(どの時代でも結構)、自分が興味を持っている/気になる/これから読んでみたい作品を各自取り上げ、その特徴や面白さについて、自由に発表してもらい、皆で議論します。
自分の〈推し〉の古典文学の特徴を再発見するとともに、たくさんの作品に触れることで、多様な古典文学の面白さを皆で議論します。

矢口 貴志(ヤグチ タカシ)
客員准教授 / 専門分野:真菌学
『生活環境中のカビ』
月1回、講義のあと討論するセミナー、残りの時間は、それぞれが自由に観察、実験など行う。現在、予定しているテーマは以下の通りである。
1.真菌の分類体系 2.Aspergillusの分類 3.Penicilliumの分類 4.室内環境のカビ 5.内臓真菌症原因菌
6.皮膚真菌症原因菌 7.カビ毒 8.カビが産生する有用物質 9.耐熱性カビ 10.マイセトーマ(皮膚病)の検出
(ゼミは教室での対面を原則としますが、ZOOMを利用した遠隔での参加も可能です。)

高橋 浩之(タカハシ ヒロユキ)
千葉学習センター所長・特任教授 / 専門分野:健康教育学
『保健の授業を学び直す』
皆さんの多くは「保健」を中学・高校で受けた退屈な授業と考えているでしょう。しかし、実際には、新たな感染症から最新のがん治療、性についての自己決定から高齢者の健康、心肺蘇生法から医者のかかり方など、面白い上に人生の基盤になる内容を保健は扱っているのです。このゼミでは、高校の教科書を題材にその背景やさらに深い知識、また、発展的な内容に関してみんなで学んでいきます。

御巫 由紀(ミカナギ ユキ)
客員教授 / 専門分野:植物分類学
『薔薇学講座』
園芸植物として長い歴史を持つバラについて、植物学、歴史、美術等あらゆる面から、バラの魅力を解説する。バラは西洋文化の象徴のように思われているが、約200年前にアジアのバラがヨーロッパに運ばれ、育種に用いられて初めて現代の栽培バラが誕生した。日本に16種類ある野ばらの見分け方、バラの育種において日本の野ばらが果たした役割、オールドローズとモダンローズの系統、日本のバラの歴史等について、教室での講義とバラ園の見学を合わせたゼミを行う。
(ゼミは教室での対面を原則としますが、ZOOMを利用した遠隔での参加も可能です。)

伊藤 愼(イトウ マコト)
客員教授 / 専門分野:地球科学
『地層の縞模様から読み解く大地の成り立ちと地球環境変動史』
地層には様々な形、厚さ、長さ、高さなどを示す縞模様が観察されます。このような縞模様は「堆積構造」とよばれ、地層を構成する粒子が運搬され堆積するまでの一連のプロセスの特徴を記録しています。したがって、堆積構造の特徴から地層を形成した流れの種類、方向、速さや強さ、深さや厚さなどの特徴を解読することができます。さらに、堆積構造の特徴から、地層が形成された堆積環境の変遷やその要因を解読することもできます。このゼミでは、講義や文献の輪読、受講生の皆様が興味を持っている地球科学に関するテーマのプレゼン、さらには室内実験や日帰りの野外観察会(巡検)などをとおして、「堆積構造」の特徴と形成プロセスの理解を深めるとともに、地層や岩石から読み取れる大地の成り立ちや太古から現在に至る地球環境変動史の理解を目指します。

片岡 洋子(カタオカ ヨウコ)
客員教授 / 専門分野:教育学
『ジェンダー・セクシュアリティについて考える』
ジェンダー・セクシュアリティについての世界と日本の課題について考えるため、関連した本を読みます。
2026年度のテキストはゼミ生と相談中で未定です。
〈これまで読んできた本〉
2025年度:守如子・前川直哉編『基礎ゼミ ジェンダースタディーズ』(世界思想社 2025年 1900円税別)
2024年度:三浦まり「さらば、男性政治』(岩波新書 2023年)、千葉勝美『同性婚と司法』(岩波新書 2024年)
2023年度:神谷悠一『差別は思いやりでは解決しない ジェンダーやLGBTQから考える』 (集英社新書2022年)
辻村みよ子『ポジティヴ・アクション』(岩波新書 2011年)
(主にZoomを使ったオンライン開催です。)

八馬 智(ハチマ サトシ)
客員教授 / 専門分野:環境デザイン
『日常の風景を読み解く』
日常に埋もれた風景の構造や意味を読み解いていくゼミです。街を歩き、写真を撮り、それを見返し、考えることで、これまで見過ごしてきた現象や違和感に気付くことができます。こうした「観察」「考察」「洞察」のプロセスを重ねることで、風景の見え方は大きく変わります。その体験は、身近な環境の再発見や、地域や社会に内在する文化への理解につながっていきます。
本ゼミでは、提示する課題に基づいてフィールドワーク(まち歩き)を行い、数多くの写真を撮影・編集し、その成果を発表・共有します。視覚と言語のあいだを往復しながら、自らの審美眼を育てていきます。

兼古 勝史(カネコ カツシ)
ピアノを通して音楽を学ぶ(大人のピアノゼミ)
本ゼミでは、ピアノ音楽の実演や鑑賞、表現を通して、多様な音楽について学び深めます。講義も交え、集団でのピアノ(センターの電子ピアノ、電子キーボード等を用いる)の演奏(合奏、即興演奏)や順番での個人指導(公開レッスン形式)を行う予定ですが(ゼミ生の状況や習熟度に応じて判断します)、いわゆるピアノ教室のようにピアノ演奏技術の上達や演奏の専門家の育成が目的ではなく、ピアノを通して多様な音楽への理解(クラシックから現代音楽。ジャズの初歩など)を深めることに主眼を置きます。ピアノの未経験者、初心者から中級者が対象です。楽譜は、最初は必ずしも読めなくても参加可能です(読譜の指導もします)。使用できる楽器の台数に限りがあるため定員を制限し、担当教員のゼミの未経験者を優先とします。
※定員満了の為、募集中止

藤本 茂雄(フジモト シゲオ)
私は千葉大学にて、 全学的な教育および学修・学生支援の充実に関する業務やMoodleという学習管理システムの管理・運営等に従事しています。
もともと物性物理学を専門としており、放送大学千葉学習センターでは「物理学への誘い」という面接授業を担当しています。手軽な実験を踏まえた体験型の授業として実施しており、学生のみなさまとの交流を通じて私自身貴重な体験や学びを得ることができました。客員教員としても、引き続きみなさまとの交流を通じて私自身も新たな視点や学びを得ていきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。


