ホームページ

文字サイズ
放送大学
静岡学習センター・浜松サテライトスペース

所長ご挨拶

 放送大学は、The Open University of Japanという英語名が表すとおり、学ぶ意思のある人すべてに「開かれた大学」です。いつでも、どこでも、自由で多様な学びが実現する場です。アカデメイアという言葉を聞いたことがある方も多いかと思います。古代ギリシャの哲学者プラトンがアテナイという町に開いた学園で、大学の原型としてしばしば言及されることがあります。このプラトンの学園には入学試験もなく、また標準的な在学年限のようなものもなかったことが知られています。コリントス地方(アテナイからの距離で90kmと少し、静岡市と浜松市くらいの距離です)の農民が『ゴルギアス』というプラトンの書いた対話篇を読み、即座に自分の畑とブドウ農園を捨てて、今度は自分の魂を耕すためにアカデメイアに入学したという逸話が残されています。実際、アカデメイアには自由民であれば誰でも入学でき、古代には珍しく、女性も複数名在籍していたと伝えられています。放送大学にも入学試験はなく、求められるのは学ぶ意思である点、「大学」の始まりの学園アカデメイアのいわば学統を正しく受け継いでいると言えるだろうと思います。

 放送大学での教育の基幹となる放送科目は約300科目あり、毎年50科目ほどが新たに開設されます。BSチャンネルによるテレビ・ラジオの放送授業、インターネットを利用したオンライン科目など、多様なメディアを利用して、受講者の状況に合わせた学習が可能となっています。さらに各都道府県に設置されている学習センターでは、対面での「面接授業(スクーリング)」を提供しています。

 三島市にある静岡学習センターと浜松サテライトスペースには、あわせて11名の客員教員が在籍しています。(さらに静岡市には静岡市教室を、掛川市には掛川教室を設けています。)静岡学習センターはJR三島駅北口から徒歩5分、浜松サテライトスペースは浜松駅北口から徒歩10分で遠州鉄道遠州病院駅の東隣にあります。センターとサテライトスペースでは、面接授業のほか、セミナー、学習相談や公開講座も行っています。

 放送大学の履修生は20歳代から60歳代を中心に、高校を卒業したばかり方からお仕事をリタリアされた方まで、幅広い年代の方がおられます。また、有職者の方も多いのですが、職業や職種がさまざまです。多様な背景をおもちの方とともに学ぶという環境は、これからの日本社会を生きていくなかで、貴重な経験を与えてくれるはずです。日本社会はいま人口が減少し、外国人人材の活用や生成系AI・ロボットのいっそうの普及がはかられています。その結果、社会において必要とされる仕事の内容が大きく変化しようとしています。多様な授業科目を提供し、しかも気軽にアクセスできるという放送大学の学びは、このような社会的な構造転換に対応するための、一人一人のニーズにあった学習を実現できます。

 放送大学、そして学習センターが、みなさんにとって自由で多様な学びが実現する、出会いと交流の場になることを心より願っております。

静岡学習センター所長
田中 伸司

ページの先頭へページの先頭へ