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放送大学
島根学習センター

教員紹介

島根学習センターでは、所長他6名の教員が勤務しています。 学習内容についてはもちろん、履修計画や学習方法など、様々な学習上の疑問・悩み・問題について、所長と6人の客員教員が直接ご相談に応じます。わからないことがあれば、一人で悩んでいないで、「客員教員室」の扉をたたき、先生とお話ししてみませんか。解決の糸口が見つかるはずです。
     

安齋 有紀 (あんざい ゆき)
客員准教授   専門分野 (フランス語学)

 私たちが日常的に行なっている「対話」という言語活動に関心を持ち、フランス語と日本語を対照しながら、音声によるコミュニケーションに観察される様々な言語現象に着目した「話し言葉」の研究をしています。本務校の島根大学では、フランス語・文化関連の授業を中心に行なっていますが、言語文化圏によってなぜ「ことば」の使い方が異なるのか、複数の言語を対照することでそれぞれの言語の特徴がどのように見えてくるのかなど、「ことば」に関する素朴な疑問について学生とともに考えながら、対照言語学の面白さを伝えようと日々取り組んでいます。島根学習センターでは、フランスの文化や言語の魅力を楽しくお伝えしていきたいと思っております。

大谷 修司 (おおたに しゅうじ)
客員教授    専門分野(植物分類学)

 このたび4月から客員教員として勤めることになりました大谷修司と申します。よろしくお願いします。昨年までは島根大学教育学部で生物学を担当していました。研究対象は顕微鏡的サイズの水田のミカヅキモや湖沼の植物プランクトンなどで、大きさや形から種の名前をつけたり、藻類を試験管の中で培養して生活環の研究をしてきました。島根大学の生物学演習では島根大学構内の植物観察を毎週実施し、生物学実験の材料はできるかぎり島根大学構内から採集しました。放送大学のゼミでは皆さんと放送大学周辺で植物を採集してそれらの花や葉の構造を、眼、ルーペや実体顕微鏡で観察したいと考えています。いっしょに楽しく学習や研究を進めていきましょう。

千代 章一郎 (せんだい しょういちろう)
客員教授   専門分野 (建築論)

 昨年度から客員教員を務めています。本務校の島根大学では、西洋建築史、日本建築史、現代建築論、都市計画論、建築都市空間論など、建築デザインについて幅広く授業をしています。研究室としては、近代建築のデザイン手法の研究に加えて、松江を対象とした研究にも取り組んでいます。最近では、松江の茶室・庭園などの実測、松江に多くの建築作品を建設した菊竹清訓の共同研究もしています。また一方で、こどもの建築教育などにも携わっています。島根学習センターでは、興味を持った建築作品について、いろいろな角度からじっくりと検証し、ディスカッションを通して、新しい「建築」の見方を発見できればと思います。

武田 信明 (たけだ のぶあき)
客員教授   専門分野 (日本近代文学)

 初めまして、今年度から客員教授をつとめる武田信明です。どうぞよろしくお願いします。専門は、日本近代文学、分かりやすく言うなら明治から現代までの文学作品を研究しています。今回のゼミナールでは、まずは各自が読んで自由な感想を持つことを出発点とします。そして、私が「読み方」のヒントを提供しますので、これまでとは異なる様々な観点から小説を読んだり、考えたりするという体験もしていただきたいと思います。小説の読み方に正解はありません。しかも人それぞれ関心は異なります。他の人の感想を聞くことも楽しいですし、新しい読み方を知ることも楽しいでしょう。そのような「知的」な意味で楽しい時間にしたいと思います。

中野 洋平 (なかの ようへい)
客員准教授   専門分野 (民俗学)

 皆さん、はじめまして。今年度から客員教員となりました中野です。信州上田で生まれ育ち、大学からは京都・滋賀、2014年から松江で暮らしています。どんどん西に移動していますね。専門は民俗学で、特定の土地に根付いた民俗の歴史や地域的特徴を探究することに興味があります。島根学習センターでは皆さんと一緒に、時には地域へ飛び出しながら、さまざまな民俗について考えていきたいと思います。今年度のゼミでテーマにするのは、人々の営みによって形成された景観、「文化的景観」です。これを通して、人々の暮らしや歴史を紐解いていきましょう。

村瀬 俊樹 (むらせ としき)
客員教授   専門分野 (心理学)

 乳幼児が、母語としての日本語を獲得する過程を中心に研究を行ってきました。また、ことばの獲得に関する日米比較研究に参加する中で、日本文化の中で形作られる「心」にも関心を持ち、他者の心を推測して自分の行動を調節する傾向がどのように形成されていくのかという研究にも取り組んでいます。放送大学で様々な年齢の方と「心」についてお話しをさせていただき、「心」に対する関心の持ち方が、これまでおもに話をしてきた20歳前後の人たちと多少異なることに気づき、新たな研究テーマを得たように思います。皆様と一緒に、人の「心」のおもしろさを考えていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。

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