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放送大学
島根学習センター

教員紹介

島根学習センターでは、所長他6名の教員が勤務しています。 学習内容についてはもちろん、履修計画や学習方法など、様々な学習上の疑問・悩み・問題について、所長と6人の客員教員が直接ご相談に応じます。わからないことがあれば、一人で悩んでいないで、「客員教員室」の扉をたたき、先生とお話ししてみませんか。解決の糸口が見つかるはずです。
     

荒川 正晴 (あらかわ まさはる)
客員教授   専門分野 (東洋史学)

 客員教員として島根学習センターに勤務し、5年目になります。私の専門は歴史学で、トゥルファンや敦煌と呼ばれるシルクロード上のオアシスから出土した古文書史料を用いて、主に中央アジアと中国の古代史を研究してきました。またシルクロードの交易や東西の文化交流の問題とも取り組んでいます。みなさんが高校で習われた世界史は、おそらく無味乾燥な各国史の寄せ集めだったかと思いますが、それを国家単位ではなくザックリとユーラシア大陸サイズあるいはグローバルレベルで眺めてみましょう。世界の見え方がまったく違ってくるはずです。これから、みなさんの学びのお手伝いができることを楽しみにしています。どうぞ本年度もよろしくお願いします。

安齋 有紀  (あんざい ゆき)
客員准教授   専門分野 (フランス語学)

 私たちが日常的に行なっている「対話」という言語活動に関心を持ち、フランス語と日本語を対照しながら、音声によるコミュニケーションに観察される様々な言語現象に着目した「話し言葉」の研究をしています。本務校の島根大学では、フランス語・文化関連の授業を中心に行なっていますが、言語文化圏によってなぜ「ことば」の使い方が異なるのか、複数の言語を対照することでそれぞれの言語の特徴がどのように見えてくるのかなど、「ことば」に関する素朴な疑問について学生とともに考えながら、対照言語学の面白さを伝えようと日々取り組んでいます。島根学習センターでは、フランスの文化や言語の魅力を楽しくお伝えしていきたいと思っております。

大谷 みどり (おおたに みどり)
客員教授    専門分野(異文化コミュニケーション、英語学習における支援)

 皆さん、こんにちは。昨年より放送大学で客員教員を務めております。私は色々な仕事を経て、いま大学という場で仕事をしています。関心は、異なった文化的背景を持つ人々の間で、どのようにすれば、よりよいコミュニケーションが出来るか、言葉以外に、何が相互理解の壁になりうるのかという「異文化コミュニケーション」と呼ばれる分野と、英語を学ぶ上で、各人が持つ特性がどのように影響するのか、特性をどのように活かせるのか、という点を、支援という側面から考えていく「英語学習支援」の分野です。この二つの領域について、実は個々人が持つ文化的背景や特性が、コミュニケーションや学習に、どのように影響を及ぼすかという点で共通項があります。このような領域に関心のある皆さんと一緒に学べることを楽しみにしています。

尾﨑 浩一 (おざき こういち)
客員教授   専門分野 (生物学・分子生理学)

 私の研究の専門は主に動物の感覚生理学です。材料としてイカや昆虫の眼を用い、動物が生涯ものを見続けることができるためのメカニズムを中心に研究を続けてきました。ゼミナールでは、分子から細胞、組織・器官、個体、個体集団に至るまで、生物学の広い分野から学生の皆さんが自ら興味のあるテーマを選び、それについて論文、図書、ネット等を利用して調査・議論・発表していただきたいと思っています。環境、加齢、感染症など生物学が関わる問題はますます重要になりつつあります。これに対処するためには、一人ひとりが生物学の正確な基礎知識を取得し、それに基づいて自ら考え、議論しなければなりません。ゼミナールでその力を養っていただければ幸いです。よろしくお願い致します。

千代 章一郎 (せんだい しょういちろう)
客員教授   専門分野 (建築論)

 今年度から客員教員を務めます。本務校の島根大学では、西洋建築史、日本建築史、現代建築論、都市計画論、建築都市空間論など、建築デザインについて幅広く授業をしています。研究室としては、近代建築のデザイン手法の研究に加えて、松江を対象とした研究にも取り組んでいます。最近では、松江の茶室・庭園などの実測、松江に多くの建築作品を建設した菊竹清訓の共同研究もしています。また一方で、こどもの建築教育などにも携わっています。島根学習センターでは、興味を持った建築作品について、いろいろな角度からじっくりと検証し、ディスカッションを通して、新しい「建築」の見方を発見できればと思います。

村瀬 俊樹 (むらせ としき)
客員教授   専門分野 (心理学)

 昨年度から客員教員を務めています。乳幼児が、母語としての日本語を獲得する過程を中心に研究を行ってきました。また、ことばの獲得に関する日米比較研究に参加する中で、日本文化の中で形作られる「心」にも関心を持ち、他者の心を推測して自分の行動を調節する傾向がどのように形成されていくのかという研究にも取り組んでいます。放送大学で様々な年齢の方と「心」についてお話しをさせていただき、「心」に対する関心の持ち方が、これまでおもに話をしてきた20歳前後の人たちと多少異なることに気づき、新たな研究テーマを得たように思います。皆様と一緒に、人の「心」のおもしろさを考えていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。

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