貝類からみた農業(5/30-31開講)
◆ 貝類からみた農業 ◆

講師:遊佐 陽一 先生(奈良女子大学教授)
開講日:令和8年5月30日・31日
【授業内容】
農業とは、生態学的にみると、耕作者と耕作者に「飼いならされた」生物(作物)との共生関係です。その意味で、貝類(軟体動物)の中には、藻類の畑を作ったり、体内に単細胞の藻類やその葉緑体を取り込んだりして、「農業」を行う種類がいます。また、別の貝類は、作物(イネ)を食い荒らしたり、農業生態系の中で生きてきて、近年の農業の衰退に伴って数を減らしたりしています。そのような貝類やそれをとりまく生き物たちの生きざま、ひいては人と自然との関わり方を、「農業」をキーワードに一緒に考えてみます。


2日目の午後は、遊佐先生が奈良女子大学のキャンパス内で取り組まれているホタル育成池の見学から始まりました。その後、奈良市街を流れる佐保川で河川生物の観察を行い、上流に位置する吉城川(よしきがわ)沿いに約1kmの道のりを散策しました。
ホタルの幼虫が捕食するカワニナ(貝)の生息域からホタルの生息環境を推測するお話を伺ったほか、外来種の侵入による佐保川の生態系の変化についても学ぶことができ、有意義な臨地学習となりました。


