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放送大学
奈良学習センター

環境考古学から見る古墳時代(11/29-30開講)

◆ 環境考古学から見る古墳時代

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講師:宮路 淳子 先生(奈良女子大学教授)

開講日:令和7年11月29日・30日

【授業内容】
古墳時代の日本列島については厚い研究の蓄積があります。その背景には開発に伴い実施されてきた発掘調査があります。多くの自治体、その外郭団体の文化財専門職の方々が調査にあたられ、高い水準の調査資料が蓄積されてきました。豊富な資料の中には、環境に関わる分野を取り入れた成果も数多く含まれ、新しい日本列島像を描く大きな一翼を担っています。本授業では、こうした分野研究である環境考古学について、その方法とともに得られた成果を古墳時代の時代区分ごとに時期を追いながら概観します。

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11月30日は、聖武天皇陵を皮切りに、元明天皇陵・元正天皇陵、佐紀古墳群を徒歩で巡る臨地学習でした。秋の気配が深まる中、実際に現地を訪れることで、古墳群が台地の上に整然と並んでいることに気づきました。奈良盆地北部で早くから営まれていた当時の組織的な水田農業と、その農業基盤を背景にした技術力・動員力が佐紀地域に備わっていたことをうかがい知ることができたと思います。

 面接授業については こちら

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