江戸時代の服飾の変遷と様相(6/28-6/29開講)
◆ 江戸時代の服飾の変遷と様相 ◆
講師:飯島 礼子 先生(奈良県立美術館・指導学芸員)
開講日:令和7年6月28日・6月29日
【授業内容】
江戸時代の暮らしや服飾に興味がある人におすすめの授業です。江戸時代には衣食住をはじめ生活を取り巻く様々なものが発達しました。そして現代に伝わる多くの資料からその様子を知ることができます。この授業では江戸時代の着物や絵画資料、また当時の服装や化粧に関する文献を取り上げ、江戸時代の服飾や生活文化に対する理解を深めます。
6月28日(土)の午前の授業では、江戸時代に幕府の御用品として重用された麻織物「奈良晒(ならざらし)」について学びました。「奈良晒」は、丈夫で美しい白さが特徴の高級麻織物で、奈良の伝統的工芸品のひとつです。
午後は、なら工藝館を訪問し、奈良の歴史とともに育まれてきた伝統工芸の魅力に触れました。館内には「奈良晒」をはじめ、さまざまな工芸品の展示があり、午前中に学んだ知識をさらに深めることができました。また、当日は「奈良晒」の職人の方による講義も行われ、伝統的な製法や細やかな技術について、丁寧に説明していただきました。