ことばの人工知能:自然言語処理(5/17-18開講)
◆ ことばの人工知能:自然言語処理 ◆
講師:須藤 克仁 先生(奈良女子大学・教授)
開講日:令和7年5月17日・18日
【授業内容】
人工知能の一分野である、コンピュータにことばを読み書き、また翻訳をさせる仕組みを学びます。
前半では、コンピュータの黎明期から培われてきた諸技術を振り返りながら、自然言語処理とのその基盤となることばのデータ処理や、ことばの構造や意味などのさまざまな解析について学び、コンピュータの得手不得手とことばを扱う流れを理解していきます。
後半では、近年急速に発展してきたディープラーニング(=深層学習)による自然言語処理の技術とその実際について図解イラストを交えながら具体的に紹介してもらいました。人間の脳の神経細胞(ニューロン)の働きを模した数理モデルであるニューラルネットワーク(人工の神経回路)によるコンピュータの機械翻訳や大規模言語モデルの仕組みを学びました。
人工知能技術の急速な発展により、コンピュータがことばを扱う能力も大きく向上しています。ことばをコンピュータで処理する技術の最前線を知りうる授業でした。