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近年、データサイエンスやAIが学術研究を支えるツールとしてのみならず、経済社会を支える基盤として重要性を増しています。これに伴って、大学でも高校でも統計学を学ぶ機会が増えました。しかし、授業や講義で学ぶ目標はデータ分析ができるようになることですが、ともすると公式を覚えてもその基礎にある考え方にまで理解が及ばない、ということもありがちです。 このゼミでは、データに親しむことを目的として、次の本をテキストに使い講義と輪読を併用して読んで行きます。 小西葉子「答えはデータのなかにある リサーチャーが永く使えるビジュアル分析手法」 2025年2月 初版、KADOKAWA (税込1,980円) ISBN 978-4041097595 この本は、前書きに「データビジュアライゼーションの視点、考え方、手法を紹介」とあります。グラフなどを描きながら、分析目的を絞ったり仮説を立てたりといった統計学的思考法を具体的に紹介しています。実用的にすぐ使える事例集のような類書が多くありますが、この本は必ずしもそうではありません。統計学から見た意味や解釈が、さりげなく散りばめられています。ただし予備知識は特に不要です。数式も一切出てきません。 詳細については、ゼミの初回に出席者と相談して決めます。前回までと内容が全く異なりますので、いままで受講された方でも参加可とします。 ※愛知学習センター、根本所長によるゼミです。
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