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栃木学習センター

2024年度第1学期卒業生からお寄せいただいたアドバイスやメッセージ

          

在学生や入学を検討されている方々へ、2024年度第1学期卒業生から、アドバイスやメッセージをお寄せいただきました(かな順)。
「とちの実1月号(No.135)」にも掲載いたします。

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卒業生代表挨拶
円谷 美月 様 (心理と教育コース卒業)

 本日は、私たち卒業生のために式典を催して頂き、ありがとうございます。
 卒業生を代表して、ひと言ご挨拶申し上げます。
 私は今、とても晴れやかな気持ちで卒業の日を迎えています。
 この学生生活は大変なことも多かったですが、その分とても充実したものになったからです。
 4年前の入学当時はまだ高校を卒業したばかりでしたが、大学でなにかを学んでみたいという思いで入学しました。何を勉強するか考えた際、中学生の頃スクールカウンセラーの方にお世話になったときから心理学に興味がわき、いつか勉強してみたいと思っていたので、心理と教育コースを選びました。
 最初から4年で卒業しようと考えていましたが、本当に自分にできるのか不安を抱えていました。ですが、入学当初に学習センターの方からお電話で「無理はせず、頑張ってください」と言ってくださり、とても励まされたことを覚えています。また、普段あまり他の学生さんとは会わない中で、面接授業で色々な方とお話出来たのも勉強のモチベーションに繋がりました。面接授業でお会いする方は同年代の方から私よりずっと年上の方まで幅広く、色んなひとが頑張っているんだ、私も頑張ろう、と刺激を受けました。おそらくここにいる卒業生の皆様もこういった経験があるかと思われます。こうした経験が卒業への原動力になりました。
 面接授業ではこういった充実した経験が多く、一番好きな授業形態でした。科目も様々なものがあり、私が受けたものでは雑草の授業やロシア文化の授業、近代日本の小説を読む授業など面白い授業がたくさんありました。色々な知識や文化に触れることで、もっと見聞を広めたい、と強く感じました。また、心理学実験の授業も深い学びを得ることが出来ました。実際に使われている心理検査を実施する側と受ける側の両方を体験することで、患者さんに対する接し方を学ぶことが出来ました。
 ですが、やはり大変な事も多かったです。一つは心理学実験のレポート課題です。心理学実験の授業では必ずレポート課題があるのですが、一度その提出期限が単位認定試験の時期と近かったことがあり、試験の勉強と両立するのが大変でした。また、レポート課題では統計学の知識やWord、Excelの知識も必要になり、それらの知識が薄い中でレポートを作成することも苦労しました。しかし、先生方や一緒に授業を受けた学生さんに助けられ、励まし合うことで、無事単位を取ることが出来ました。
 もう一つは、心理学実験の授業を受けるために茨城まで行ったことです。私は資格を取るのに必要な単位を勘違いしてしまい、卒業までに単位が足らないと言うミスをしてしまいました。そのため心理学実験を一学期に2つ取ることになってしまいました。レポートをいっきにたくさん書かなくてはならず、とても苦労したことを覚えています。ですが、他の学習センターの雰囲気を見られたり、県外の学生さんと交流出来たりと、良いことも多かったです。
 4年間を振り返ってみると、人に助けられたことがとても多かったです。先生方や学生の皆さん、家族にもとても助けられました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
 また、ミスをしても案外なんとかなる、ということも感じました。私はミスをすると深く落ち込んでしまうことが多かったのですが、ミスをしてもそこで終わりじゃ無い、そこから挽回していけば良いとポジティブに考えられるようになりました。
 さらには、私はあまり自分に自信がなかったのですが、無事4年で卒業できたこと、様々な苦労を乗り越えられたことで、自信が持てるようになりました。これから先も色々な苦労があると思いますが、この経験を糧にして乗り越えて行きたいです。
 最後になりましたが、学習センター所長様をはじめ、指導してくださった先生方、そして家族に感謝を申し上げ、卒業生代表のご挨拶とさせて頂きます。本当にありがとうございました。

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岩爪 惠子 様 (社会と産業コース卒業)

 はじめは科目履修生でキャリアアップの為に、途中で本部から入学金が一度で済むという勧めで全科履修生になり15年越えで今回卒業になりました。ただ、その時々知りたいことの科目を選択して学びました。始めの頃はラジオの教科はFM放送で電波が取りにくくバタバタしました。でも、今はネットやBS放送で楽々視聴、余裕ある学習ができるのは嬉しいことです。健康のことも経済も食料のこと、隣から倒れこむ枝木の対処さえ放送大学の授業で教えて頂きました。卒業研究では毎日悩まされている『ごみ問題』をテーマにし先生方のご指導で、見えなかった現状を把握し問題解決の方法をまとめることができました。 私にとっての放送大学での学びは、若い時に学んだ知識だけでは足りない『新しい知識』を得、自らの生活を豊かにすることです。

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学び続けた12年
篠崎 節子 様 (人間と文化コース卒業)

 12年間在籍した放送大学を卒業する事が出来ました。
 勉学に研究に深く取り組んでいる息子を見てうらやましく思っていました。そんな時、2011年、世の中のすべてが変わってしまうような東日本大震災がおこりました。その時に思いました。勉強したいなら始めればいい、今からでも遅くはない、行動しようと。
 そして人間と文化コースに入学しました。初めてのマークシートのテストでした。勉強は楽しく道しるべとしてのエキスパート認証制度の異文化理解支援、芸術系博物館活動支援、歴史系博物館活動支援を取得しました。
 12年の間には試験当日行けなくなったり、面接授業に行けなくなったり、さまざまな困難がありました。コロナ禍で学び方や試験も大きく変わり、時間の確保が難しい私には、非常に助かりました。夜中に試験を受ける事も多くありました
 知識を得る喜びを味わい、面接授業では、多くの事を経験させてもらいました。
 放送大学で学んだことは私の自信となり、あきらめない気持ちや成しとげる力の源になりました。長い間ありがとうございました。

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3つ目(放送大学では初)の大学卒業に寄せて
菅又 さゆき 様 (心理と教育コース卒業)

 この度、まるまる10年かかり、放送大学を卒業しました。入学したのは、2014年秋。まだ東日本大震災から日が浅い頃です。入学の半年前、他の通信制大学を卒業して国家資格まで取りましたが、物足りなさが残りました。教職と心理学を勉強したいが、放送大学では、認定心理士を目指し、その後、中退し(学士はあるので認定心理士は取れると思った。)教職を目指す為、元の通信制大学へ行こうと思ってました。入学して何年目かに公認心理師法が成立。目標を切り替えました。教職は、ここで諦めました。しかし結局、勉強はしたものの、一度も試験を受けず時限の経過措置は終わりました。認定心理士は、思ったより時間はかかりましたが取ることができました。私は、公認心理師法が成立したとき、既にここの大学生でしたから無期で経過措置がまだあるのです。但し大学院に進み、実習も熟さないとなりません。お金と時間と年齢等をクリヤー出来たら大学院に進めるでしょう。それまでは、また再入学して若干心残りの心理学の勉強(ユングとフロイト他)と苦手だった科学の勉強をして気候変動や地球温暖化、熊問題、食料問題、マイクロプラスチックなどの勉強をして私なりに地球に貢献出来たら幸いです。(少し大げさですね。)何の勉強であっても常に勉強はして行きたいですね。

 追伸:⁠面接授業で各地の学習センターに行けたのは良かったです。三重県の学習センターに行き帰りに伊勢神宮にお参りにも行きました。

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田中 一郎 様 (心理と教育コース卒業)

 私は技術系のサラリーマンでしたが、40代後半に心理カウンセリングに興味を持ち、放送大学の「教育と心理」専攻に入学しました。妻も一緒に入学し、彼女は心理カウンセラーになりました。私は「認定心理士」の資格を取得し、その後定年を迎えましたが、定年後にはキャリアコンサルタントの資格を取得し、現在はキャリアカウンセラーとして働いています。この仕事においては放送大学で学んだ心理の知識が役立っています。放送大学は社会人にとって自分のペースで習得できることがありがたかったですし、また面接授業での実習はとてもよい経験になりました。平成19年に入学してから17年かけての卒業となりましたが、とても充実した時間でした。この場をお借りして教員の皆様、スタッフや関係者の皆様に感謝申し上げます。次は「生活と福祉」専攻に再入学する予定です。放送大学での学びが、これからも皆様の人生を豊かにしてくれることを願っております。

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これからも
野手 共信 様 (情報コース卒業)

 放送大学で印象深い思い出は面接授業です。入学して右も左もわからなく頑張ろうという思いだけが強い中、面接授業を履修していくうちに、たくさんの先生や仲間たちとの出会いがあり、ともに授業を共有し、切磋琢磨し、話せる人が少しずつ増えて楽しくなるのを実感していきました。その一つ一つの楽しい経験の積み重ねが、励みになり結果的に4年で卒業することが出来たと思います。
 なにより、私と関わってくださいました放送大学の皆様と支えてくれた家族に深く感謝致します。
 今後ですが、まだまだ経験してみたい面接授業がたくさんあるので履修しようと思います。
 これからも、皆様宜しくお願い致します。

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深田 由美 様 (生活と福祉コース卒業)

 私は、大卒&看護学の学位&認定心理士の資格取得を目指し入学しました。3年次編入のため在籍期間6年の中で必要な単位を取得するためには思ったより余裕がなく、また途中で転職し仕事が忙しくなり課題の提出に間に合わないこともありました。授業はいつでもインターネット配信で受けることができるので家事をしながら聞き、テキストは主にテストの時に過去問やテスト問題で大事なところの復習をする機会として利用しました。途中卒業研究の審査に通らなかった時には落ち込み、自分はまだ仕事や子育てに忙しい時にわざわざ大変な思いをして何をしているのだろうかと悩んだこともありましたが、所長さんと直接面談し相談できたおかげでまた前を向くことができました。大学生の娘と一緒に学割を利用したり、面接授業ではキャンパス内を学生気分で歩いてみたり楽しむこともできました。知識が増えたことで自分の視野も広がり入学して良かったと思っています。

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