2025年度学生研修旅行(南島原市)で歴史探訪
長崎学習センターでは、2025年10月28日に恒例の学生研修旅行を実施しました。
参加学生は21名で、秋空の中、南島原市を元気に歴史探訪しました。
今回は、世界文化遺産"長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産"の構成の一つである「原城跡」を中心に「有馬キリシタン遺産記念館」や「原城聖マリア観音ホール」を訪れ、250年間のキリスト教の潜伏を支えた背景とキリスト教弾圧に至った経緯、島原・天草一揆(島原の乱)の舞台となった地で、タイムスリップした心境で一揆勃発の背景や陥落までの経緯等を学びました。最後には、島原の乱を率いた総大将"天草四郎(益田四郎時貞)"を忍び銅像の前で、歌手 橋幸夫(2025年逝去)さんの天草四郎の歌「南海の美少年」を合唱しました。
旅行の最後には、神奈川県藤沢市在住の彫刻家「親松英治」氏が若いころ原城跡を訪れ、慰霊碑がなかったことから40年もの歳月をかけて一人で彫られ寄贈された、高さ10メートルの世界一大きな「原城聖マリア観音」を見学し、心穏やかに旅行を締めくくりました。

(皆さんの写真や感想等は、2026.1発行予定の機関誌「出島」で紹介予定)


