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放送大学
長崎学習センター

所長ご挨拶

 今、世界は新型コロナウイルス感染症とロシアのウクライナ侵攻による混乱の渦の中にいます。どちらも我々の生活様式を変えてしまうような大きな出来事であり、我々を不安の中に陥れていることに変わりはありません。一方で、これらの出来事は我々に教訓を与えてくれていると見ることもできます。
 新型コロナウイルス感染症は我々に「正しく恐れる」ことが重要であることを教えてくれました。正しく恐れるとは、正確な知識に基づき正しく判断して行動するということです。やみくもに恐れて行動を委縮させるのではなく、恐れなければならないところは細心の注意を払って行動し、そうでないところは大胆に行動する、いわゆるメリハリの利いた行動をとることです。これを可能にするのは正確な知識と正しい判断力です。それらは、いわゆる学習を通して得ることができます。すなわち、未知の事象に対応するために、我々は日々学習しなければならないということです。人間らしくあるためには常に学習が必要です。このような学習を支えるのが放送大学であると思っています。また、放送大学はそうあるべきだと思っています。
 一方で、ウクライナの問題は我々に「偏った見方の恐ろしさ」を教えてくれているような気がします。プーチン氏をはじめとしたロシア指導部の見解は誰がどう見ても偏っています。偏った見方と強大な力が合わさると、21世紀でも戦争が勃発することもあり得ることが分かりました。如何に複眼的な見方が重要かを改めて思い知らされました。本来聡明な人でも接する情報が偏っていると見方が偏ってきてしまいます。強大な力がそうさせているのかもしれませんが、今のプーチン氏には偏った情報しか入っていないと思われます。複眼的な見方は、幅広く正しい知識の獲得によって身につくものです。すなわち、偏らない普遍的な学習が必要です。放送大学はそのような普遍的な教養教育を提供します。
 さらに、放送大学の学びの特徴は、意欲さえあればいつでも、だれでも、どこででも学べることです。私たちは学習者の知的欲求に応えるべく、教育内容の充実、サービスの向上に努力してまいります。自分の人生を豊かなものにするためにも、皆さんの学ぶことへチャレンジをお待ちしています。

令和4年4月1日 長崎学習センター所長
山下 敬彦

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