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放送大学
長崎学習センター

所長ご挨拶

 新型コロナウイルス感染症はいまだ収束には至っておらず、不安な日々が続いています。このコロナ禍の中、学習の在り方や学ぶことの意義が大きく問われるようになってきました。本来、学習とは人間の知的欲求に従って自発的に行われるものです。残念ながら、我が国にはこの学習の在り方は十分には根付いていないように思われます。そのため、今回のような新型コロナウイルス感染症で行動制限が加えられると混乱を生じてしまいます。一部の学習意欲の高い人々だけがこの状況を逆手にとって、行動制限によってできた時間的余裕を知的活動に活用しています。
 我が国の学校教育の多くは、受験、卒業などの目的に対して実施されてきました。特に一般の大学教育においては、学習者の興味の対象は単位の取得・卒業であり、最低限の労力で単位を取得することに力がそそがれています。そのため、自発的な学習意欲は希薄になり、本来の学びの魅力も感じることもない、きわめて残念な状況です。教える側も満足感が得られず、結局負のスパイラルに陥ってしまっています。
 それに対して、放送大学での学びにおける混乱はあまり生じていないように見受けられます。放送大学での学習は本来の学びの在り方に近いためであると考えられます。新型コロナウイルス感染症が収束しても、学びの在り方は元には戻らず、変革が起こると予想されます。このポストコロナ、アフターコロナの学習の再構築においては、放送大学の学びの在り方は大いに参考になるはずですし、学習の再構築においては放送大学が果たすべき役割は大きいと考えます。近い将来、放送大学の学習スタイルが普通になるかもしれません。
 放送大学の学びの特徴は、意欲さえあればいつでも、だれでも、どこででも学べることです。私たちは学習者の知的欲求に応えるべく、内容の充実、サービスの向上に努力してまいります。皆さんの学ぶことへチャレンジをお待ちしています。

令和3年9月1日 長崎学習センター所長
山下 敬彦

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