所長ご挨拶
放送大学は、いつでも、どこでも、誰でも学べる「開かれた学び」と、生涯にわたって学び続ける「リカレントの学び」を基本理念に掲げた、わが国初の通信制大学であり、異なるバックグラウンドをお持ちの皆さんが日々主体的に学んでおられます。
「開かれた学び」については、従前のBS放送中心のカリキュラムや授業展開から、近年では、急速に進展するインターネット環境を生かしたオンライン学習へとそのかたちを拡げるなど、多様なライフスタイルに寄り添う柔軟な学習環境の提供に努め、皆さんの「学びたい」という気持ちに応えられる取り組みを進めています。
ところで、コロナ禍を契機に前倒し実施となった小・中・高等学校におけるGIGAスクール構想の取り組みは、学校におけるインターネット環境を格段に向上させるだけでなく、児童・生徒の学びの在り方を大きく変えました。同様の変化は高等教育の場である大学にも及んだことは記憶に新しいところですが、放送大学は、コロナ禍以前より通信環境を介して誰もが自らの意思で学びに自在にアクセスできる、まさに現代的な学びを切り拓いてきた大学と言えるように思うのです。オンライン、オンデマンド等の利便性を十二分に活かしながら、学問分野への興味・関心、日々の生活等から見出してきた問題意識の学術的解決に向けて、放送大学は多くの皆さんの大切な学びの場であるように思います。
そして「リカレントの学び」ですが、AI時代の到来など社会の変化が加速する今、「学びなおし」の意義はこれまで以上に高まっていると言えるように思います。一度学びを終えた後でも、新たな知識や視点を取り入れ続けることは、自らの可能性を拡げるだけでなく、変化の激しい時代を主体的に生きる力を育むことにつながります。「学びなおし」は、単なる知識の更新にとどまるものではなく、自分自身の再発見や人生をより豊かにする営みでもあるのです。
神奈川学習センターでは、この「開かれた学び」と「リカレントの学び」を皆さんが享受できるよう、学修と研究のサポートに向けてセンターの機能のさらなる充実に向けた取り組みを進めています。当学習センターでは、放送授業の視聴、面接授業の受講、客員教員によるゼミナール、学習相談など、対面でのコミュニケーションを通じた学習機会の提供を担うと共に、サークル活動など学生同士の交流・創造の場としての役割も担っており、まさに皆さんのキャンパスなのです。
これから学びを始められる方、そして学びを続けておられる方の歩みが、それぞれの人生を今以上に充実させるものとなるよう、当学習センターは皆さんをサポートして参ります。皆さんが充実した学習を進められることを願っています。

神奈川学習センター 所長
加藤 圭司

