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放送大学
神奈川学習センター

所長ご挨拶

 放送大学は通信制大学として1983年度に開設され、本年で40年目を迎える国設の私立大学です。学部には教養学部教養学科、大学院には文化科学研究科文化科学専攻が設けられ、学士(教養)、修士(学術)、博士(学術)の学位取得を目指して多くの学生の皆さんが学んでいます。学位取得が目的ではなくても、放送大学の数多くの科目から関心ある科目のみの履修を希望して入学される学生の方々も多数在学しています。

 教養学部教養学科には6つのコースが設けられて幅広い教養を身につけることができるようになっています。また大学院には、修士課程と博士課程とがあり、修士課程には7プログラム、博士課程には5プログラムが開設されています。2017年9月に放送大学から初めて博士(学術)が4名生まれましたが、その中のお一人が神奈川学習センター所属の学生でした。

 放送大学では、千葉県幕張にある本部の他、全国に50の学習センターが設けられて学生同士や教職員との交流の場、そして面接授業と呼ばれる講義の場を提供しています。神奈川学習センターは全国で最初に設置された学習センターの一つで、放送大学としては全国で9万人弱の学生が学んでいますが、そのうち約5千名の学生が所属している屈指の規模のセンターです。機材の整った視聴学習室には放送大学が提供しているすべての科目の印刷教材と放送教材が揃いいつでも視聴できますし、インターネットで提供される科目もここで学習できます。

 神奈川学習センターの特徴としてサークル活動が活発で、学生間の交流が盛んなことが挙げられます。サークル活動を通じた交流で知識と感性が磨かれ、たくさんのコミュニケーションの輪が形成されています。通信制大学での学習の特徴は、自分の都合にあわせて、いつでも、どこでも自由に学べることにあります。これは大きな利点ですが、同時に学業が時には孤独で不安なものに陥りやすい心配があります。そのため、神奈川学習センターでは多数の面接授業を行うほかに、所属する15名の客員教授や客員准教授を中心に、自主的なゼミや勉強会が行われています。また、神奈川のKを冠したK-サポートという学生ボランティアの皆様が、学習相談、パソコンサポート、センターだよりの発行、研修旅行、地域連携活動で活躍しています。学期初めなどには、経験を積み重ねたベテランの学生ボランティアによる親身な学習相談が行われ、みなさんが大学生活を円滑におくるための心強い味方になっています。また、パソコン未経験者への講習会とその後のサポートも行われ、学生のみなさんのインターネットを通じた学修システムの活用を支援していただいています。

 放送大学には、環境、知識、経験の異なる多様な学生が、それぞれ目標を定めて共に学ぶ素晴らしさがあります。神奈川学習センターの様々な機能、活動、あるいはサービスを有効に活用していただき、学生のみなさんが充実した学修を進められることを願っております。

神奈川学習センター 所長
大谷 英雄

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