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放送大学
佐賀学習センター

学生研修旅行に行ってきました!

          

令和7年10月22日(水)、令和7年度の学生研修旅行を実施しました。(参加者:12名)2年ぶりとなる今回の研修旅行は、「戦後80年を迎え平和について考え、江戸時代の商人文化に触れる旅」をテーマに福岡県筑前町の大刀洗平和記念館の訪問と日田市の豆田商店街の散策を行いました。

大刀洗平和記念館では、解説員の説明等などにより平和について改めて考えさせられました。また、豆田商店街では、ガイドさんの熱心な説明を聴きながら見学することができ、江戸時代の商人文化について理解を深める良い機会となりました。


以下、研修旅行の内容の一端を皆様にご紹介いたします。


1 筑前町大刀洗平和記念館

筑前町大刀洗地区は、かつて、旧陸軍が東洋一を誇った大刀洗飛行場を中心とした一大軍都であり、また、大刀洗飛行場は、特攻隊の中継基地として、数多くの特攻隊員を見送った場所でもあり、様々な歴史的役割を果たしながら発展した場所であった。
しかし、1945年(昭和20年)3月の大空襲により壊滅的な被害を受け、民間人を含む多くの尊い命が奪われた場所でもある。
館内には、世界で唯一現存する「零戦三二型」の実機や幻の試作機「震電」の実物大模型が展示されており、特攻隊員の手紙や遺書と合わせて、戦時中の特攻隊や空襲の様子を垣間見ることができた。
特に、解説員の解説の中で、昭和20年3月の大空襲の時に、避難した多くの小学生等が亡くなったことが印象的でした。
館内の見学や説明を通して、戦争の恐ろしさ、悲しさを考え、現在、世界のいたるところで起こっている戦争の終結を願うとともに、改めて平和のありがたさを考えさせられた。


2 日田市豆田町商店街散策及び廣瀬資料館

豆田商店街は、天領時代の古い商家や蔵屋敷等が多く残っており、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。特に、国指定重要文化財の草野賓家や国登録有形文化財の日本丸館の建物は、江戸時代の豪商の面影を残していた。
豆田町商店街の建造物群を散策する中で、ガイドのウイットにとんだ説明により、江戸時代、九州の中心であった日田の商人文化にまつわる様々な逸話を聴くことができ、当時の繁栄ぶりが目に浮かぶようでした。
途中に、有力な「掛屋」(「御用達」として、代官所と各藩との公用を取り次ぐ役目を担った商家)の一つである廣瀬家の「廣瀬資料館」を見学した。この資料館では、廣瀬家の成り立ちや「掛屋」の仕事ぶりなどについて、館長から説明をしてもらった。この中で、日田(関西)での両替の方法の実演(参加者の3名より)を交えて、関東と関西での両替の方法の違いの説明を聴き、関西地方での両替の大変さが実感でき印象的でした。


当日は小雨の中でしたが、充実した研修旅行となりました。

今回参加できなかった学生の皆さん、放送大学で学んでみようと思われている方!「学生研修旅行」は、見聞を広めながら、学生同士及び教職員との交流・親睦を深める実りあるイベントです。機会があれば是非参加してみてください!!

大刀洗平和記念館

【筑前町立大刀洗平和記念館 外観】
外観
⦅大刀洗平和記念館での記念撮影⦆
記念撮影
⦅解説員からの説明⦆
写真3

写真4
⦅十八試局地戦闘機 『震電』⦆
写真5

写真6
⦅『零戦』 零式艦上戦闘機三二型⦆
写真7

写真8
⦅九七式戦闘機 『九七戦』⦆
写真9

写真10
写真11


豆田商店街散策

⦅廣瀬資料館での記念撮影⦆
写真1
⦅ガイドさんからの全体説明⦆
写真2

写真3
⦅豆田御幸通りの風景⦆
写真4

写真5
⦅嶋屋本家(明治12年)⦆⦅赤司日田羊羹本舗(明治21年)⦆
写真6

写真7
⦅魚町(いおまち)通りの風景⦆
写真8

写真9
⦅草野本家(国指定重要文化財)
写真10

写真11


〖廣瀬資料館〗
⦅両替の説明(館長より)⦆写真1
写真2
⦅両替の体験⦆
写真3

写真4
写真5

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