教員紹介
佐賀学習センターでは、所長以下客員教員6名の計7名の教員が修学上の種々の相談(卒業研究も含めて)に応じます。 各教員の専門分野、相談日等は以下のとおりです。
山下 宗利
特任教授・所長
専 門:人文地理学(都市地理学)
相談日:金曜日以外(随時)
このたび、令和7年4月1日付で放送大学佐賀学習センター所長を拝命いたしました山下宗利(やました むねとし)と申します。
これまで私は、人文地理学の立場から、都市を主な研究対象とし、現地調査(フィールドワーク)を通じてさまざまな地域の姿を見つめてまいりました。近年では、佐賀市中心市街地の活性化や県内各地の地域づくりにも関わり、「佐賀らしさでみんなが上を向くまち」の実現を目指して、第3次佐賀市総合計画審議会の会長も務めさせていただきました。
このような経験を生かしながら、佐賀学習センターでは、放送大学で学ばれる皆さまが、それぞれのペースで安心して学びを深め、新たな挑戦に踏み出していけるよう、学習面・環境面の充実に努めてまいります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

船久保 公一
客員教授・佐賀大学理工学部教授
専 門:物理学
相談日:第2土曜日 13:30~16:30
2024年4月から客員教授としてゼミと後期の面接授業を担当します。
大学院生の時から素粒子理論とそれに基づく初期宇宙論を研究してきました。主に紙、筆記具を使う理論的研究で、実験・観測との比較をするためにコンピューターも使います。この分野は、相対論や量子力学という20世紀初頭に構築された理論をベースに発展し、21世紀になって重要な実験・観測結果が発表され続けている非常にアクティブな分野です。
前期のゼミでは相対論の基本的な考え方から始めて、それが予言する一見不可思議な現象が実はシンプルな理論の結果として説明できることを皆さんと学んでいきたいと思います。

伊藤 昭弘
客員教授・佐賀大学地域学歴史文化研究センター長・教授
専 門:歴史
相談日:第2土曜日 10:00~12:00
私は江戸時代の政治や経済が専門です。佐賀には江戸時代の古文書がたくさん伝来しており、研究者にとっては最高の環境です。
私が担当するマンスリー・ゼミ「江戸時代佐賀の歴史」では、佐賀藩にかんする古文書のうち、今年度は「武士道といふは、死ぬことと見付けたり」で有名な「葉隠」を読みます。「葉隠」といえば、上に引用している一文のように、武士の心得を記した思想書、といったイメージが強いのではないでしょうか。しかし「葉隠」には、江戸時代前期、およそ17世紀における佐賀藩での出来事を記した歴史書としての性格もあります。また、幕末には「葉隠」の内容を考証した「葉隠聞書校補」が編纂され、現在でも佐賀藩研究をするうえで欠かせない史料です。みなさんと「葉隠」および「葉隠聞書考補」を読み、佐賀の歴史について一緒に勉強したいと考えています。

吉住 磨子
客員教授・佐賀大学芸術地域デザイン学部教授
専 門:美術史
相談日:第4土曜日 9:30~13:00
私は言語(イタリア語)を専門とする者ではなく、イタリア美術史の研究者です。私の担当するマンスリーゼミのタイトルには、「イタリア語」が入っていますが、このゼミではイタリア語だけを学ぶのではなく、私の専門である美術史に加え、イタリアの芸術、文化などとともに語学に触れ、受講生の皆さんのイタリアに対する興味関心を広げることを目指します。イタリア語に関して言えば、私はイタリア語を学び始めて早や40年(自分でも驚いています)になりますが、いまだ勉強中です。言語の学習にゴールはないと思います。少々(かなり?)錆びついた言語学習のため脳みそのパーツをフル稼働させながら、受講生の皆さんと一緒に学びを深めていきたいと思います。

安田 伸一
客員准教授・佐賀大学経済学部准教授
専 門:情報処理
相談日:第1水曜日 10:40~13:10
2025年4月よりマンスリー・ゼミを担当します。
JUNET という日本のインターネットの祖先の時期で、CP/M、MS-DOS という Windows 以前の 1980年代からのパソコンユーザです。
OAやパソコン通信の時代からグーグルやAIの時代まで幅広く情報技術の特徴を考えましょう。
また、息抜きプログラミングと個人的に呼んでいる、日常を便利にするコツも好きな話題です。
例えば、雨予報ならLEDランプを青く点灯させて、出かける前の傘の準備に活用しています。
受講生の皆さんとの便利な使い方の共有もたのしみにしています。

山崎 美穂子
客員准教授・福岡大学非常勤講師
専 門:英文学
相談日:毎週水曜日 11:00~16:00
第3土曜日 14:00~17:00
主に現代詩を研究しております。英詩は時代によって様々な特色があり、言葉の重層性や象徴的な表現、文化的・社会的背景の違いを知ることができますが、同時に英語の独特のリズムやアクセント、繰り返される音の響きが心地よく、声に出して読む楽しさがあります。英語でのコミュニケーションの喜びはそこに一端があるのかもしれません。
放送大学佐賀学習センターでは、「英語勉強会(サークル)」を担当致します。また、その他にも英語学習に関することで何か質問やご相談があれば、気軽にお声がけください。

孫 友容
客員准教授・佐賀大学常勤講師
専 門:知的財産法
相談日:第3土曜日 10:00~12:00
13:00~16:00
法律学を研究しておりますが、放送大学佐賀学習センターで中国語サークルを担当しております。法律の世界が専門外の方にとって難解であるのと同じように、母国語しか聞こえてこない環境で外国語を勉強することも難しいと思います。
しかし、法律が日常生活の隅々にまで関わっているのと同じように、グローバル社会では、注意を払えば、外国語の勉強のためになる外国の情報が必ず耳に入ってきます。また、外国語と母国語の対応関係を1つ1つ調べていけば、その言語の全体像を自然に掴めるようになると思います。
中国語サークルでは、中国文化やはやりの情報を適宜紹介しながら、みなさまと一緒に1つ1つの言葉の関連付けをしていきたいと思います。