学生研修旅行に行ってきました!
令和5年10月22日(日)、令和5年度の学生研修旅行を実施しました。(参加者:25名)
4年ぶりとなる今回の研修旅行は、「日本産業の発展を支えてきた炭鉱と近代日本の出発点ともなった西南戦争の史跡を訪ね、激動の明治の歴史を学ぶ旅」をテーマに大牟田市の世界文化遺産三池炭鉱関連施設と熊本市の田原坂西南戦争資料館を訪問しました。
いずれもボランティアガイドさんの熱心な説明を聴きながら見学することができ、明治の歴史について理解を深める良い機会となりました。
以下、研修旅行の内容の一端を皆様にご紹介いたします。
1 世界文化遺産三池炭鉱関連施設
(1)大牟田市石炭産業科学館
三池炭鉱が歩んだ歴史や採炭技術の変遷など、石炭産業全般について五感を使って分かりやすく
学ぶことができました。
特に、「ダイナミックトンネル」というアトラクションでは、地下400mの坑内で行われていた
石炭採掘の様子を実際の採掘機械を間近で見ながら体験でき、圧巻の迫力でした。
(2)宮原坑
宮原坑は明治から昭和にかけての間、三池炭鉱の主力になった坑口です。現存する我が国最古の
鋼鉄製の櫓やレンガ造りの巻揚機室、坑口と港を結んだ三池炭鉱専用鉄道敷跡などを見学し、明治・
大正期の採炭方法に触れました。
(3)旧長崎税関三池税関支署
旧長崎税関三池税関支署は、三池港の開港と同時に開庁され、三池炭鉱の石炭が海外へ輸出された
ことを示す貴重な歴史的施設です。ここでは、明治期後半の洋風建築の趣のある意匠や受付窓口の
当時のままのガラスなどに触れ、明治の面影を偲びました。
併せて、三池港を臨みながら、干満の差が大きい有明海でドック内の水位を一定に保つ日本で唯一
の三池港の閘門式水門の仕組みと役割などについて学ぶことができました。
2 熊本市田原坂西南戦争資料館
国内最後の内戦である西南戦争は、数百年続いた武士の時代の終わりを告げ、近代国家確立の礎と
なった戦いであり、日本の歴史の大きな転換点と位置づけられています。
館内を見学し、西南戦争に至る時代背景や薩摩軍と政府軍との激しい攻防の模様などについて詳しく
学ぶとともに、田原坂公園内の史跡を巡り、当時の面影を偲びました。
ボランティアガイドから戦にまつわる様々な逸話を聴くことができましたが、中でも公園内の説明で
は、資料館が立地している場所は薩軍の陣跡だったとのことで、ここから300m程先に田原坂を実際
に見下ろすことができ、「越すに越されぬ田原坂」と唄に歌われた歌詞の意味を実感できたのが印象的
でした。
当日は秋晴れで天候に恵まれ、充実した研修旅行となりました。
今回参加できなかった学生の皆さん、放送大学で学んでみようと思われている方!「学生研修旅行」は、見聞を広めながら、学生同士及び教職員との交流・親睦を深める楽しいイベントです。機会があれば是非参加してみてください!!
【大牟田市石炭産業科学館】
(概要説明) |
(石炭の重さを体感) |
(石炭の歴史を学ぶ) |
(採炭技術と流れを学ぶ) |
(ダイナミックトンネル内の採掘機械①) |
(ダイナミックトンネル内の採掘機械②) |
(ダイナミックトンネル内の電気機関車と炭車) |
(石炭を使った日用品の展示) |
(石炭産業科学館の見学を終えて記念撮影) |
【宮原坑】
(宮原坑) |
(デビーポンプ室壁跡前) |
(日本最古の鋼鉄製の櫓の前で) |
(地下への入り口に設置されたエレベーター) |
(揚巻機室内) |
(炭坑専用鉄道敷について説明) |
【旧長崎税関三池税関支署】
(税関支署前) |
(建物内部の様子) |
(三池港を臨む) |
(閘門式水門について説明) |
【田原坂西南戦争資料館】
(資料館を前に記念撮影) |
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(両軍戦没者の慰霊塔の前で) |
(前方に田原坂を臨む) |
(美少年像を前に同像にまつわる逸話を聴く) |
(記念碑の前で) |
(西南戦争に至る時代背景を学ぶ) |
(両軍の装備等に関する展示) |
(田原坂周辺で発見された弾丸の展示) |
(官軍将校(中尉)の軍服) |
(戦に使用された銃器類の展示) |