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放送大学
福井学習センター

所長ご挨拶

 学びはいろんな意味で人の成長の基盤です。しかし、人類がこれまでに蓄積した知識の総量は極めて膨大で、その一端を知ることすら容易ではありません。しかも知識の量そのものが激しい勢いで増大し続け、さらに一部は古くなって新しいものに置き換えられています。一人の人間が身に付けることのできる知識には限りがあるにしても、学び自体に終着点はあり得ません。生涯学習が叫ばれる所以であり、また、放送大学の意義・役割もそこにあります。

 放送大学の設立の趣旨・目的の中に、生涯学習の時代に即応し、レベルの高い学習の機会を広く国民に提供することが謳われています。そして現在、9万人に及ぶ幅広い年代層の学生が放送大学で学んでいます。これだけ多くの方々が学び続ける姿勢を忘れないでいるのは、大変すばらしいことだと思います。

 福井学習センターは放送大学の教育の一翼を担う施設です。JR福井駅すぐ側のAOSSA(アオッサ)7階にあり、交通至便にもかかわらず静謐で環境にも恵まれています。平成29年には開設20周年を迎えました。500人近い学生が所属し、面接授業に加え、少人数ゼミ形式の学習会やゼミナールも行っています。もちろん、図書・視聴機材も充実していますし、図書・視聴学習室にはノートパソコンを持ち込み可能な自習スペースもあります。また、4つのサークルがあって活動を続け、さらに定期的に公開講演会も実施しています。

 放送大学では、自宅での学習がどうしても中心になり、孤独を感じることがあるかもしれませんが、そういうときはもちろんのこと、日常的にも学習センターにぜひ足を運んでください。福井学習センターは学生の皆さんのための施設、集い学ぶ場です。私も含め、スタッフ全員がサポートしますので、積極的に活用してください。 

 限られた時間を使って勉学を続けるのは大変で、努力も要りますが、知の世界を渉猟できるのは本当に幸せなことだと思います。福井学習センターを通じて皆さんの放送大学での学びが前に進み、実り多いものとなることを心から願っています。

福井学習センター所長/特任教授
小野田 信春

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