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放送大学
愛媛学習センター

教員紹介

愛媛学習センターでは、所長と8名の客員教員が皆さんの学習をサポートします。学生の抱えている修学上の様々な問題についてお答えする学習相談や、学生・一般の方向けの「公開講演会」を担当しています。お気軽にご参加ください。なお、「学習相談」の日時は変更されることがありますので、相談を希望される方は、事前に事務室窓口にお問い合わせください。
     

加藤 好文(かとう よしふみ)
放送大学愛媛学習センター所長 愛媛大学名誉教授

専門分野:アメリカ文学・文化

自己紹介:愛媛出身の私は、最初の6年間を九州の大分大学に勤務した後、幸いにも母校の愛媛大学に呼んでいただいて勤めること32年を経て、2018年3月に定年退職しました。その間の2006年から3年間は愛媛学習センターの客員教員を務め、またその前後にも「面接授業」を何度か担当させていただいたので、この度再びセンターとのご縁をいただいたことを嬉しく思っています。専門はアメリカ文学・文化で、中でも『怒りのぶどう』や『エデンの東』などの著者で知られる20世紀作家ジョン・スタインベック研究をライフワークとしてきました。併せて最近は、日本からアメリカへの移民の歴史文化にも注目しています。世界情勢が混沌としているように見える現在、アメリカの文学・文化伝統に目を向け、その風土や歴史を肌で感じた旅を振り返り、改めてアメリカの「多様性」から発せられる光と影の強烈さに思いを馳せているところです。

メッセージ:放送大学では、学生の皆さんが少しでも良い環境で学ぶことができるよう、客員教員(8人)、事務職員(8人)が一丸となって日々努力しています。学習の進め方や目指す方向など、修学上の様々な相談に応じています。気軽にお声かけください。大歓迎です。

渡部 保夫(わたなべ やすお)
愛媛大学教授

専門分野:生化学 食品化学

自己紹介:2019年度から客員教員に就任いたしました。専門は生化学です。愛媛大学農学部で、生物化学や食品保存学などを担当しています。研究初期では、黎明期の遺伝子組換え技術を習得し、遺伝子クローニングや遺伝子破壊などの技術を利用して酵母の耐塩性機構の研究を行いました。また、遺伝子発現技術により調製したリン脂質分解酵素を用いてその逆反応によりリン脂質を合成する技術を開発しました。別に、愛媛県の特産品であるハダカムギを利用した地域連携活動として、地元企業者や地方公共団体などと、この大麦の利用拡大を目指して、機能性を付与した食品の開発製造を行なっており、ハダカムギが持つ酵素を利用した多機能性アミノ酸、γアミノ酪酸(ギャバ)の効率の良い製造方法やギャバ食品の開発であり、また、特徴的にハダカムギがたくさん含有している水溶性食物繊維βグルカンを利用した機能性食品の製造などを行なっています。現在進行中のこれら研究を含めて、いろいろな機能性物質をうまく摂取することで健康的に生活するためのコツをご紹介できれば、と考えています。

メッセージ: 物の見方には、いろいろな視点があるでしょう。生化学者は、小さな分子、物質の構造や機能を知り、それらの有機的な繋がりから、生命を理解しようとします。栄養素として取り込んだ化学物質も、遺伝子の指令に従って、私達の体に備わっている酵素という触媒の作用で改造され、そのようにして作られたいろいろな高分子の化合物が私達の体を形作っている。この素晴らしい人体の化学反応も、老化とともに不完全になるようで、いろいろな箇所で問題が起こってしまう。この老化をうまく回避できる術があるかもしれません。いろいろな知識を吸収するために、みなさん一緒に学んでいきましょう。

岡野  大(おかの だい)
愛媛大学准教授

専門分野:数値解析、計算科学

自己紹介: 2019年度より客員教員に就任いたします。私は愛媛大学理工学研究科にも所属しており、数値解析や数理計画法、最適化法等の授業を担当しています。研究の専門分野は数値解析・計算科学です。数値解析は、具体的な数をどれだけ正確に計算できるのか、正確に計算するための新しい方法を考えるようなことを目標として取り組む数学の分野です。現在では、多くの計算がコンピュータと呼ばれる電子計算機によって実行され、生活の様々な場面で役立てられています。コンピュータは単純な計算を繰り返し・速く実行することはできますが、その結果は必ずしも正確ではありません。その原因の多くはコンピュータの計算が桁数の限られた有限桁の計算であるからです。実際のヒト・モノからなる社会や自然に関わる数学は無限に大きな、あるいは無限に細かい数値を前提としています。数値解析は、コンピュータの有限な計算と現実社会の無限な数学との橋渡しをする学問分野でもあります。数値解析あるいは計算科学に取り組み、数学の産業や社会への応用を通じて生活・文化を豊かにすることに役立てたらと考えております。

メッセージ: 放送大学では、幅広い年齢層の様々な経歴をお持ちの方々が学ばれていることは存じておりました。実際に、授業等で関わってみると、様々な目的・目標を持つみなさんが、一様に熱心で、意欲的に学ばれている姿を知ることができました。このような素晴しい学びの場に携り、お手伝いをさせていただくことをうれしく思います。是非、一緒に勉強させてください。

平松 義樹(ひらまつ よしき)
愛媛大学名誉教授

専門分野:学力論 授業論 生徒指導論

自己紹介:2016年度から客員教員に就任いたしました。専門は、「学校教育実践学」です。学校教育のさまざまな問題について、学校現場の先生方と一緒に実践的な研究をしています。いじめや不登校等の生徒指導上の問題や学力低下問題等、研究分野は広いです。幼児教育を中心とした家庭教育や社会教育関連の講演依頼も舞い込んでいます。私は、小学校教師を10年間、中学校教師を10年間、教育委員会の指導主事を5年間、愛媛大学の教員を15年間という多様な経歴の持ち主です。ささやかなその経験をまとめた『平成坊っちゃん物語』は、とても好評をいただいております。興味のある方は、愛媛新聞『四季録』(2005.4~9月掲載)をご一読ください。写真は、愛媛大学教育学部附属中学校の校長時代のものです。子どもたちから「感動」をいっぱいいただきました。

メッセージ:アインシュタインがこんなことを言っています。「学べば学ぶほど、自分が何も知らなかった事に気づく、気づけば気づくほどまた学びたくなる」と。放送大学で学び続けるみなさんの姿を見事に表現した言葉だと思います。私は60歳を過ぎて、「本を読む」ことに目覚めました。月5冊は、新刊本を手にするようにしています。自分がこれまでに学んだことは何だったのか、自分はまだ何も知らない存在なのだと気付かされ、自分のちっぽけさに落胆もしています。私からみなさんへのメッセ-ジとしては「常に読みかけの本を手元に」ということです。学ぶ楽しさを味わっ てくださいね。

木下 英文(きのした ひでふみ)
愛媛大学教授

専門分野:英語語用論 社会言語学

自己紹介:2016年度より客員教員に就任いたしました。よろしくお願いいたします。愛媛大学法文学部で英語コミュニケーション論という科目を担当しています。みなさんは、自分の言葉を相手がどのようにして理解するのかを疑問に思ったことはありませんか。日常生活の中で、意思疎通の過程を意識することは稀でしょうが、自分と相手との立場関係や場面、また、話題・目的などによって変わる様々な表現形態を客観的に考察してみると、意外な発見があるものです。私は、日英語の言語ストラテジーの違いに起因する異文化摩擦の過程や、言語とアイデンティティの関係を考察することに興味があります。英語コミュニケーションに興味のある方は、ぜひ声をかけてください。

メッセージ:様々な情報が飛び交う今日の情報社会では、必要な情報を選択し、的確に読み解く力が、以前にも増して求められているといわれます。皆さんは、放送大学という学びの場で、新しい知識を吸収して自らの世界を広げるとともに、ぜひ、目の前の情報を精査する力も養ってください。

戸澤 健次(とざわ けんじ)
愛媛大学名誉教授

専門分野:比較政治学

自己紹介:高校卒業時から、政治哲学に関心があり、大学時代は政治思想史の勉強に力を入れました。愛媛大学に奉職したのち、イギリス政治思想史からアメリカ政治思想史にまで研究の範囲を広げ、その後、国際交流の観点から目をアジアに転じ、南アジアの大国インドを中心に交流の実績を積み上げてきました。留学はアメリカに2年間イギリスに2年間させてもらい、インドには学生とともに40回近くの訪問を繰り返し実践してきました。 若年期のアメリカ留学時には、英語は文法知識ばかりで、生きた生活の道具とはなっていませんでしたが、長期にわたる留学や交流のおかげで、今では、世界中に友人ができ、趣味の旅行に花を添えてくれます。継続は力なりを日々実感する毎日です。

メッセージ:私は、2つの心構えを堅持して生きてきました。一つは、決してあきらめない、ネバーギブアップという心構えです。人生、思うようにいかないことが多々ありますが、それでも最終的に息を引き取るまでは、志を失わないで生きていきたいと念願しています。二つ目は、人生過程の諸事象を「まさか」と受け止める受け止め方と、「やはり」と受け止める受け止め方がありますが、いつも、何が起ころうと、「やはり」と受け止める訓練をしてきたことです。「まさか」という心情が発生したら、自分の心は暗くなり、疑惑にとらわれて萎縮します。「やはり」と受け止められたら、相当ひどい仕打ちにあっても、十分耐えることができます。今後もきっとこの心構えで生きていくだろうと思います。

小林 範之(こばやし のりゆき)
愛媛大学教授

専門分野:農業土木学 地盤工学

自己紹介:2016年度から客員教員に就任いたしました。専門は、「農業土木学」です。「食料」は私たちが生きていくためになくてはならないものですが、それを生産するためには「水」が不可欠です。水を安定して利用するためには、その水を貯めておく「ダム」や「ため池」といった水利施設が必要となり、そこから、用水路を通して田んぼや畑に配られます。私は、その水利施設の設計や築造,特に地震時の安全性に関する研究をしています。東日本大震災以降、全国のダムやため池の耐震性の調査が進められていますが、耐震不足が指摘されているものが多数あります。愛媛県には約25のダムと3,300個のため池があります。現在では、その下流に住宅地が広がっているものもあり、実は他人事ではないのです。「農業土木学」は縁遠いと思われる方がほとんどでしょうが、意外に身近なものとして講演会や面接授業で皆さんにご紹介できればと思います。

メッセージ:8年間建設関係の会社でサラリーマンをやったのち、大学の教員となりました。会社時代も勉強がしたいという気持ちはありましたが、忙しさにかまけて実行に移せませんでした。それをやっている皆さんはすごいと思います。いつまでも学びの気持ちを忘れず、素敵な人生にしてください。

相模 健人(さがみ たけひと)
愛媛大学准教授

専門分野:カウンセリング、教育相談

自己紹介: 2019年度より客員准教授の形で関わらせていただきます。平成13年度から愛媛大学教育学部に勤め始め、学部では教員志望の学生さんに教育相談、カウンセリングを教えて、大学院ではカウンセラー志望の院生さんに心理療法を教えるといった二重生活(?)を続けております。カウンセリングの専門は解決志向ブリーフセラピーといって、問題がある中でもほんのちょっと出来ているところ(例外)や問題がなくなった状態をイメージしてもらうこと(解決像)で少しずつ解決を築き上げていきます。また家族療法など集団を対象としたカウンセリングも行っています。またスクールカウンセリングの中で授業を見せていただいて子どもさんの授業を受けている姿を褒めたりねぎらったりする(コンプリメント)ことを通じてよいクラスを目指す活動(WOWWアプローチ)も行っています。自らのリソースを活かしてみなさんもよりよい解決像を目指してみてください。

メッセージ: 心の専門家の国家資格である公認心理師が今年度から本格的に始まります。心の問題は年々複雑になっていますが、実習を踏まえたカウンセリングの学習は驚くほど楽しかったりします。みなさんも放送大学で楽しく、役立つ知識を身につけていってください。

野本 百合子(のもと ゆりこ)
愛媛県立医療技術大学教授

専門分野:看護学

自己紹介:2017年度から客員教員に就任しました。私は看護学を専門としており、看護教育学、基礎看護学を専攻しています。看護師として臨床経験の後、看護職者の養成教育や既に免許を取得した看護職者の継続教育に携わっています。教育の対象となる人たちは、皆、成人であり、子どもを教育する時とは異なった視点を必要とします。そのことを前提に、大きな変革期を迎えている医療現場を支える人材を育成するために、成人を対象とする教育のあり方や看護学の過去と未来を考えたりしています。また、人間が「健康に生きる」ことにも強い関心があります。「健康に生きる」ためには、看護職者として人間をどのように理解できるのかも考えています。 生涯、医療や看護と無関係という人は、まず存在しません。医療や看護の現場が、どのようにあれば、私たちが健康に生き、自分らしい最期を迎えることができるのか、皆さんと共に考えていきたいと思っています。

メッセージ:「学ぶ」とは、どういうことを意味しているのでしょうか。私は、単にいろいろな知識を得ることだけでなく、これまでの知識や経験と新たな知識や経験を照らし合わせたり、つなぎ合わせたりすることを通して、新たな発見をすることではないかと考えています。皆さんとの新たな出会いを通して、私も学び続けたいと思っています。共に学んでいきましょう。

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