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放送大学
東京文京学習センター

教員紹介

東京文京学習センターでは、所長以下、客員教員10名の計11名の教員が勤務しています。
     

林 徹(はやし とおる)
学習センター所長/教授〔言語学〕

 2018 年4 月より東京文京学習センターの所長を務めています。ずっとトルコ系の言語(チュルク諸語といいます)をテーマに教育と研究をおこなってきました。チュルク諸語は、北東アジアから中央アジアを経て南東ヨーロッパに至るまでの広大な地域に分布しています。そのため、歴史上多くの言語から影響を受けると同時に、多くの言語に影響を与えてきました。現在でも、北西ヨーロッパには数百万人のトルコ系住民が暮らしていて、その多くは日常的に複数の言語を使っています。こうしたトルコ系の言語を観察してきたお陰で、それまで自分で正しいと思っていた前提がものの見事に崩される経験を、何度も味わうことができました。このような経験を、学生の皆さんとの交流に少しでも活かすことができることを祈っています。

河村 哲也(かわむら てつや)
客員教授〔情報科学〕

 私は専門は大くくりで言えば情報科学です。しかし、情報科学といっても範囲が広く、今はやりのAI やデータサイエンスではなく、計算科学、特に自然現象の数値シミュレーションをテーマに研究をしています。コンピュータは元来人間にとって退屈で間違いやすい加減乗除を正確に高速に計算する機械として生まれました。数値シミュレーションでは複雑な方程式を最終的に大規模な加減乗除に還元するため、コンピュータを本来の目的で使っているといえます。数値シミュレーションではコンピュータの中で種々の現象を モデル化して再現するため、種々の状況や環境をつくり出せます。こういった特長から、現在の科学技術を基礎から支えています。数値シミュレーションの仕組みや威力、便利さなどを皆さんに紹介できればと思って います。

小林 雅之(こばやし まさゆき)
客員教授〔教育社会学〕

 2020 年度より客員教授に就任いたしました。専門は、高等教育なかでも大学と学生の現状分析です。主に大学評価や学生調査やインスティテューショナル・リサーチ(IR)の研究をしています。私は、1993 年度から1998 年度まで、放送大学助教授(発達と教育)として、『世界の教育』『教育の政治経済学』などの放送科目を担当していました。その時は東京第三学習センター(現足立学習センター)の所属でした。現在は面接授業「教育機会と教育費負担」を担当しております。  ともに学ぶ仲間から多くのことを得られるのが放送大学の良さです。この度は新たに、東京文京学習センターの客員教授として、これまでの知見をいかしつつ、学生のみなさんの意見を聴きながら、ともに日々学習していきたいと思っております。どうぞよろしくお願いします。

杉山 温人(すぎやま はるひと)
客員教授〔呼吸器病学、アレルギー学、リウマチ学〕

放送大学への入学おめでとうございます。 私は現在、COVID-19との戦いの最前線に立つ病院で院長職を勤めています。元々は、呼吸器内科医でアレルギーや間質性肺炎を専門にしてきました。皆さんが知りたいと思っている医学上の問題を分かりやすく説明していきたいと考えています。今はコロナ禍で大変な時期ではありますが、逆転の発想に立てば、対面など人との接触を控えなければいけない現状は、オンライン学習にとってはむしろ追い風とも言えます。いつかとは断言できませんが、コロナは必ず終息します。その日に備えて、学びを深めていきましょう。

永原 恵三(ながはら けいぞう)
客員教授〔音楽学、声楽〕

私は音楽学という学問分野と、声楽(西洋芸術音楽)という実践分野とを専門にしています。音楽学では私たちが普段接している様々な音楽を、人間の豊かな営みと捉え、クラシックも民族音楽もポップスも全て同等に大切な音楽と考えます。そして、音楽は感性の領域と考えるだけではなく、むしろ思考として緻密に構築された音の世界であると考え、音楽について考えることは人間のひとつの思考のあり方を考えることと思っています。また、私は声楽も専門的に研究し、テノール歌手および合唱指揮者として演奏活動を行なっています。感性だけでなく思考としての音楽は、私たち一人ひとりの身体から生み出されるので、身体を十分に使って音楽をしたり考えたりする喜びを分かち合いましょう。

細谷 浩史(ほそや ひろし)
客員教授〔原生生物学、細胞生物学〕

 私達ヒトの体は数十兆個の「細胞」でできています。受精時は「1個」の細胞(卵)なのに、2個、4個と正確に分裂が進行していくメカニズムの全貌は今もって不明です。私は、ヒト子宮がん細胞(HeLa 細胞) やミドリゾウリムシ(単細胞の原生生物)を実験材料に、細胞の分裂機構解明を目指して研究を行っています。ミドリゾウリムシの体内には、クロレラに類似の共生藻が数百個共生しています。なぜ光合成を行える藻類が、行えない単細胞生物の中に、しかも数限定で共生しているのだろうか。なぜ数十、数千個ではなく数百個なのだろうか。藻類の分裂を制御しているメカニズムは何か?興味の種はつきません。皆様に、躍進する生命科学研究の一端をご紹介できたら幸いです。

森 義仁(もり よしひと)
客員教授〔化学〕

 わたしたちの身の回りにはさまざまな物質があって、教科書を開けばそれらに関する膨大な知識を手にすることができるわけですが、そうなるためには長い議論と多くの実験が必要だったようで、その人間の活動が化学なんだなあと思うと、やはり、実験を通じて何かを考える時間を持ちたいものです。幸い、文京学習センターには整った実験室があるので、ここで、簡単な実験をもとに、化学が歩んだ道を自身で歩くような自主ゼミを予定しています。

梅谷 博之(うめたに ひろゆき)
客員准教授〔言語学〕

モンゴル語の母語話者にインタビュー調査をしてデータを入手し、それを分析してモンゴル語の文法記述をしています。実際に調査を進めていく過程で、こちらの予想とは違う結果が得られることがあります(むしろ、予想通りになることの方が稀かもしれません)。予想とは大きく異なる結果に直面すると、なぜそうなるかが分からずに最初のうちは頭を抱えてしまいます。しかし、その理由が分かった時はとてもうれしく感じます。言語分析のこうした楽しさを皆さんと共有できればと思っています。

小山 玲子(こやま れいこ)
客員教授〔子ども学〕

 私は都内の公立保育園の園長、区役所保育課の係長として、保育施設を訪問し「保育の質の向上」を図るよう助言・指導を行ってきました。現在は保育者を目指す学生、現場で働く保育者に「乳児保育」「保育者の役割」「望ましい室内環境」等「保育で大切にしたいこと」を伝えています。子どもを取り巻く今日の問題は、少子化、核家族、共働き家族の増加、待機児童問題、保育環境、虐待、貧困問題、子どもの人権、子育て支援、スマホ育児、多文化との共生、保育の質等、たくさんあります。子どもたちの育ちを社会全体 で支援する必要があるといえます。これらの課題を皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

星 薫(ほし かおる)
客員准教授〔心理学〕

「学ぶのが仕事」だった学童期を過ぎてまた、学ぼうと放送大学へいらした皆様の、チャレンジ精神と知識欲に拍手を送ります。私は心理学を専門としており、放送大学の心理学の3つの科目の主任講師も務めています。このコロナ騒ぎで、皆さんと直接お目にかかれる機会が減ってしまいましたが、この騒ぎが収まったら、学習相談の機会に皆さんとお会いして親しくお話しできるようになれたら嬉しいなと、今から楽しみにしています。放送大学はもともと「一人で学ぶ」のが基本の大学ですが、だからこそ一層、人との出会い、触れ合いは重要だと思います。皆さんお一人ずつと、直接お会いできる人楽しみにしています。

馬場 智理(ばば ともみち)
客員准教授〔哲学・倫理学〕

 哲学・倫理学を担当しております馬場です。 私は、現実世界における人間のあり方を探求する実存哲学を中心として、現代の倫理的問題を捉え直していくとこを主な研究テーマとしています。自然や人間の生き方を合理的に理解していく近代以来の方法が、現代のさまざまな場面で揺らいでいますが、偶然的世界に生きる人間観に基づくことで、他者や自然との関わりの新たな倫理を検討することに関心を持っています。東京文京学習センターでは、自主ゼミや学習相談などを通じて、みなさんの「学びたい」という気持ちと学問の世界をつなぐ橋渡しができればと思いま す。

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