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放送大学
東京文京学習センター

教員紹介

東京文京学習センターでは、所長以下、客員教員9名の計10名の教員が勤務しています。
     

林 徹(はやし とおる)
学習センター所長/教授〔言語学〕

 2018 年4 月より東京文京学習センターの所長を務めています。ずっとトルコ系の言語(チュルク諸語といいます)をテーマに教育と研究をおこなってきました。チュルク諸語は、北東アジアから中央アジアを経て南東ヨーロッパに至るまでの広大な地域に分布しています。そのため、歴史上多くの言語から影響を受けると同時に、多くの言語に影響を与えてきました。現在でも、北西ヨーロッパには数百万人のトルコ系住民が暮らしていて、その多くは日常的に複数の言語を使っています。こうしたトルコ系の言語を観察してきたお陰で、それまで自分で正しいと思っていた前提がものの見事に崩される経験を、何度も味わうことができました。このような経験を、学生の皆さんとの交流に少しでも活かすことができることを祈っています。

石隈 利紀(いしくま としのり)
客員教授〔学校心理学・カウンセリング心理学〕

 私は「学校心理学」を専門としており、放送大学のみなさんの学び続ける生き方を尊敬しています。学校心理学は子どもの学校生活の質を高める援助を実践する体系であり、スクールカウンセリング、教育相談・特別支援教育などの活動を支える学問です。子ども自身を含む教師・保護者・スクールカウンセラーらの「チーム援助」が学校心理学の特徴であり、「チーム学校」を支える領域として注目されています。またカウンセリング心理学の領域では、「寅さん・ハマちゃん・右京さんに学ぶ人間関係」など映画やドラマを通して援助について考えています。

金沢 美知子(かなざわ みちこ)
客員教授〔文学(ロシア文学・比較文学)〕

 ロシア文学、比較文学を専門とし、特に18、19 世紀のヨーロッパを研究してきました。近年は18 世紀にロシアへ旅した人びと、ドストエフスキーの愛した絵画など、文学と他分野の関係について取り上げる機会も増えています。放送大学には1988 年度から1992 年度まで助教授として勤務していました。懐かしい東京文京学習センターに再び所属することになり、大変嬉しく思っております。文学は人の心と社会の姿を映し出す鏡であり、過去と現在だけでなく、未来についても語ってくれます。作品を楽しみながら、作品を通して社会や時代について学ぶことができればと思っています。

斉藤 明(さいとう あきら)
客員教授〔哲学(インド哲学・仏教学)〕

 私は学部では倫理学を専攻し、大学院でインド哲学・仏教学に籍を移してから40 年余り、インドに遡って仏教思想史を研究し、教育に携わってきました。仏教史は2,400 年を超え、また地域的にも南・東南アジア、東アジア、内陸アジアというおよそアジアの全域に広がるなかで、伝承される言語もインド語(サンスクリット語やパーリ語他)、漢語・日本語、チベット語などが用いられ、同じ仏教といっても思想的にも文化的にも多様であることはご承知のとおりです。それだけに困難も多いのですが、他方また、それゆえに興味も尽きません。インド哲学・仏教学は、「知を愛すること」を原意とする哲学の一部門ですが、その枠に収まりきらない面白さもあります。そのあたりの経験を語り、皆さんと一緒に学びたいと願っています。

菅本 晶夫(すがもと あきお)
客員教授〔物理学〕

 私は素粒子論という理論物理の一分野を研究しています。目に見えない極微の世界の法則を研究しているのですが、それが宇宙という極大の世界の現象をも明らかにしてくれます。未知の世界に挑戦する場合、ほとんどのことは実証されないかされても長い年月が必要です。従って楽天的に考えて楽しく研究をしています。皆さんにも、楽天的に考えて楽しく学習に取り組むことを勧めます。そうすると自然界の神秘の扉がひとりでに開いて、われわれをそこに導いてくれるでしょう。

永原 恵三(ながはら けいぞう)
客員教授〔音声学・声楽〕

 私は音楽学という学問分野と、声楽(西洋芸術音楽)という実践分野とを専門にしています。音楽学では私たちが普段接している様々な音楽を、人間の豊かな営みと捉え、クラシックも民族音楽もポップスも全て同等に大切な音楽と考えます。そして、音楽は感性の領域と考えるだけではなく、むしろ思考として緻密に構築された音の世界であると考え、音楽について考えることは人間のひとつの思考のあり方を考えることと思っています。また、私は声楽も専門的に研究し、テノール歌手および合唱指揮者として演奏活動を行なっています。感性だけでなく思考としての音楽は,私たち一人ひとりの身体から生み出されるので、身体を十分に使って音楽をしたり考えたりする喜びを分かち合いましょう。

細谷 浩史(ほそや ひろし)
客員教授〔原生生物学、細胞生物学〕

 私達ヒトの体は数十兆個の「細胞」でできています。受精時は「1個」の細胞(卵)なのに、2個、4個と正確に分裂が進行していくメカニズムの全貌は今もって不明です。私は、ヒト子宮がん細胞(HeLa 細胞) やミドリゾウリムシ(単細胞の原生生物)を実験材料に、細胞の分裂機構解明を目指して研究を行っています。ミドリゾウリムシの体内には、クロレラに類似の共生藻が数百個共生しています。なぜ光合成を行える藻類が、行えない単細胞生物の中に、しかも数限定で共生しているのだろうか。なぜ数十、数千個ではなく数百個なのだろうか。藻類の分裂を制御しているメカニズムは何か?興味の種はつきません。皆様に、躍進する生命科学研究の一端をご紹介できたら幸いです。

松下 年子(まつした としこ)
客員教授〔看護学〕

 心の時代と言われて久しくも、依然、社会の中核にある価値観は力と支配、競合と成果、消費と経済、スピードと情報です。そうした中で傷つき、疲弊し、病んでいく人が少なくありません。看護は実践科学であるとともに、己や他者を看ることでの創造、看ることと看られることでのつながり、リカバリーを通じての共生などに価値を見出そうとする営みです。「生活」を視野に入れつつ、人の「命」と「安寧」にコミットします。看護行為を提供するための人間関係構築ではなく、関係性を構築するためのケアを目指します。放送授業(TV)の精神看護学も担当しています。

森 義仁(もり よしひと)
客員教授〔化学〕

 わたしたちの身の回りにはさまざまな物質があって、教科書を開けばそれらに関する膨大な知識を手にすることができるわけですが、そうなるためには長い議論と多くの実験が必要だったようで、その人間の活動が化学なんだなあと思うと、やはり、実験を通じて何かを考える時間を持ちたいものです。幸い、文京学習センターには整った実験室があるので、ここで、簡単な実験をもとに、化学が歩んだ道を自身で歩くような自主ゼミを予定しています。

星 薫(ほし かおる)
客員准教授〔心理学〕

 星薫です。2015 年4 月から文京学習センターの客員教員を務めております。専門は心理学です。これまで、放送大学の専任教員を務めておりましたので、放送大学での学び方が分からない、どのような科目を勉強すれば良いのか迷うという新入生の皆様、ご遠慮なく学習相談にお越し下さい。新入生でない皆様も、卒業研究のことや、大学院のこと等何かお聞きになりたいことがあれば、どうぞご遠慮なくお尋ね下さい。

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