ホームページ

文字サイズ
放送大学
新潟学習センター

所長ご挨拶

 放送大学は、BSテレビ、ラジオ、インターネットで学ぶ「放送授業」を基本とした通信制の大学です。英語ではThe Open University of Japanで、その名のとおり、学びたい人がいつでも自分のペースで学べる「開かれた大学」を目指しています。とは言っても、ひとりで学んでいると困難に直面することも少なくないでしょう。そのため、放送大学では、学習施設として、全国に57カ所の学習センターとサテライトスペースを設置しています。そのひとつである新潟学習センターは、面接授業、単位認定試験、図書やパソコンの利用、サークル活動などを通じて、新潟県で学ぶ皆さまの学習を支援していきます。

 放送大学では、大学卒業資格(学位)を取得し、様々な資格を得る道が開けます。しかし、それだけではなく、様々な年代、多彩な職業・経歴を持った人が一緒に学ぶ場があることも放送大学の魅力です。これまでの学校では、試験でよい成績を収めるため、追い立てられ受け身の勉強してきた人も少なくないでしょう。でも、そのようなことから開放されて、自分が知りたいことを知るため、不思議に思っていることを解決するために能動的に学ぶ喜びを是非知ってもらいたいと思います。

 放送大学の学部は、教養学部です。英語の「リベラル・アーツ」対応するとされています。ウィキペディ(Wikipedia)によると、リベラルの意味は、「不自由人=奴隷」に対する「自由人=市民」とする説がありますが、ここでは、文字通り、「自由な(発想で行う)技術(学問)」を学ぶ場であると解釈しましょう。一つのテーマを複合的な学問的視点から考察する学部だといってもいいでしょうか。「高校で難しい○○を習ったけれど、実社会で必要になったことがない」という人がいますが、それは本当でしょうか。ちょっと難しげな数学、経済、文学などの話が出てくれば、「私は文系(理系)だから」といって逃げているだけではないでしょうか。たとえば、複雑な微分や積分の計算はできなくても、それが意味することを知っていれば、実社会の様々なことを考え、理解するのに役立ちます。放送大学では、広い範囲の分野にわたって、一流の講師陣から学ぶことができますので、不必要な壁を作らずに、学んでいきましょう。

 新型コロナウイルス感染症のパンデミックの中、様々な行動が制限され、精神的にも厳しい状況でありますが、皆さまのキャンパスとして、当新潟学習センターを学びの場、交流の場としてご活用いただき、有意義な学生生活を送っていただきたいと思います。

新潟学習センター所長
大原謙一

ページの先頭へページの先頭へ