ホームページ

文字サイズ
放送大学
東京足立学習センター

教員紹介

所長および当センターに所属する教員を紹介いたします。
     

最上 善広(もがみ よしひろ)
所長・特任教授 専門分野:動物生理学、バイオメカニクス

研究分野は動物生理学です。生理学は生物の持つ機能と、その環境への応答に注目します。私は特にバイオメカニクスを中心に、動物の運動能力に注目してきました。研究の過程で、動物の行動を含めた生命現象と地球重力との関係に興味を持ち、日本の黎明期の宇宙実験に関わり、スペースシャトルなどによる軌道上実験や、航空機を利用した無重力実験を行ってきました。今までにないアプローチを行うことで見えてくる、生命科学の新たな発展の可能性について考えていきたいと思います。

釜道 紀浩 (かまみち のりひろ)
客員教授 専門分野: ロボット工学、制御工学

専門分野は、ロボット工学です。柔軟な動作を実現するロボットシステムの構築やその動作生成および制御に関する研究を行っています。具体的には、生物の優れた機能を規範にした生物模倣ロボットや、筋肉の特性に近いソフトアクチュエータの応用研究、スマート農業のためのロボット開発などに取り組んでいます。ロボットの基本から最先端応用まで、ロボット工学の可能性を紹介していければと思っております。

篁 倫子(たかむら ともこ)
客員教授 専門:発達臨床心理学

子どもと家族の生涯発達とその課題を臨床心理学の知見を活かして支援していく発達臨床心理学を専門としています。心理臨床の基盤は大学病院小児科の臨床にあり、様々なお子さんとご家族に出会いました。その中で発達障害については医療・心理学・特別支援教育の領域を行き交うこととなり、子どもの生きる力を培う教育の重要性を改めて実感しました。授業では、障害観が変化していく中での障害の理解と、支援の在り方を考えていきます。

曺 基哲(ちょう ぎちょる)
客員教授 専門:素粒子物理学

私の専門分野は素粒子物理学と宇宙論です。素粒子とは物質を構成する最も小さな単位のことで、長さのスケールでおよそ10のマイナス18乗m程度よりも小さな世界が研究対象です。一方、宇宙はおよそ138億年前にとても小さくて熱い火の玉のような状態だったものがビッグバンと呼ばれる現象によって現在の広大な姿になりました。そのような歴史の中で、宇宙誕生から10のマイナス10乗秒よりも以前、宇宙は素粒子で占められていました。私は素粒子の性質や振る舞いを研究することにより、誕生直後の宇宙で一体何が起きていたのか、それがどのように現在の宇宙へ結びつくのか、について知りたいと思っています。

永原 恵三 (ながはら けいぞう)
客員教授 専門分野: 音楽学

私の専門は音楽学と声楽(合唱指導含む)で、一方で音楽を学問の対象として論理的に追究して音楽と人間との深い関係を、また他方で、声楽という実践に携わり、音声生理学の成果を生かして演奏を考えています。放送大学では、楽譜や文献資料および身体の具体的諸活動に、謙虚に向き合いながら、また、皆さまの多様な経験を踏まえて、西洋や日本・諸民族の音楽をご一緒に考えてまいりましょう。

濱野 佐代子(はまの さよこ)
客員教授 専門:生涯発達心理学・人と動物の関係学

私の専門は、人と動物の関係学と生涯発達心理学です。人とコンパニオンアニマル(ペット)の愛着、喪失経験(ペットロス)、動物介在介入(いわゆるアニマルセラピー)について研究を行っています。また、ペットや学校動物飼育が子どもの発達に与える影響、ペットとの暮らしが高齢者に与える心理・身体・社会的効果や生きがいについての研究を行っています。人とペットの出会いから別れ、その力を活かした動物介在介入、人の暮らしをサポートする補助犬さらには動物福祉について、人と動物のwell-beingの観点から一緒に考えていきたいと思います。

古瀬 奈津子(ふるせ なつこ)
客員教授 専門分野: 日本史学

私の専門は、日本史です。日本の国家や社会、文化が、いつ頃どのように成立して展開していくのかを研究しています。日本史を研究していく上では、日本国内だけに目を向けるのではなく、世界の中における日本という視点で考えていくことが必要だと思います。日本が制度や文化の面で、大きな影響を受けた東アジアとの交流にも関心があります。 皆さんにはご自身の経験に基づいて歴史を考えていただきたいと思っています。

宮内 貴久(みやうち たかひさ)
客員教授 専門分野:民俗学

私の専門は民俗学です。人々がどのようにして住まいを作り上げてきたのかについて興味があります。全国各地でのフィールドワークを行い、建築儀礼、儀礼で使用される巻物、住まいを立てる際に意識される家相、その背景にある風水の研究を進めてきました。近年は高度経済成長期に建設された団地の研究も進めています。みなさんとは自分の経験した住まい、住まい方について考えていきたいと思います。    

ページの先頭へページの先頭へ