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放送大学
大分学習センター

所長ご挨拶

前大分学習センター所長古城和敬先生の後任として、令和6年4月1日付けで所長に着任しました越智義道です。 古城先生を始め歴代の所長の先生方のリーダーシップのもと、放送大学で学ばれる学生の皆さんの支援のための大分の拠点として運営されてきたこのセンターが、より皆様に親しまれ、活用される学びの場として機能するよう、センターの職員の方々、客員教員の方々とともに、近隣の大学の連携協力も得ながら、尽力して参りたいと考えています。

私の専門分野は統計科学です。なかでも、主に、生物・ 医学関係のデータの統計的な分析で多くあらわれる離散データに必要な分析手法の開発を中心に研究を行ってきました。計算機の発展と共に、統計学では実践はもとより、よりどころとする理論展開の様相も大きく変化してきました。とりわけ近年では高度に進化してきた通信技術と計算機関連技術によって、高速な情報処理環境が私たちの生活の中に浸透してきています。このことによって、情報をどのようにうまく活用していくかを、産業界ばかりでなく社会全体として考えることが求められる時代になっています。その様な状況にあって、情報・AI・データサイエンスの根幹をなす統計学・統計科学はその重要性を増してきています。このセンターでもカフェや面接授業を通して、皆さんにその考え方や見方など、統計学にかかる知見を広げていただくお手伝いができればと考えています。

さて、放送大学は昭和58(1983)年4月に設立されてから、昨年(令和5(2023)年)に40周年を迎え、10月31日に創立40周年記念式典を行いましたが、本年(令和6(2024)年)は、平成6(1994)年10月に放送大学の地域学習センターの一つとして大分学習センターが学生の受け入れを開始してから30年目となります。この間、幅広い年齢層の多様な学生の皆さんが本センターの学習センターを利用し、学びを深め、面接授業やカフェで、あるいはサークルでの活動を通じて、学生同士あるいは教員や職員との交流を通じて、人間的な成長も遂げられて巣立っていかれています。本センターでも記念の行事を計画しております。追って詳細はお知らせいたしますので、ご支援・ご協力を賜りますようお願いいたします。

場所、時間、年齢にとらわれず、幅広く知見を深めたいという人々のために開かれた学びの場、放送大学では、テレビ・ラジオを中心に多くの開講科目を備え、そこで学ぶ皆さんの興味や関心あるいは資格取得のために、求められる知識・技術の修得の機会を提供しています。ただ、その学びの形態は、基本的に、個々の学生の皆さんの意欲と情熱に支えられているために、学びを継続することの困難さを感じられることもあろうかと思います。学習センターはそのような放送大学の学生の皆さんが繋がり、時に悩みや苦しみを共有しつつ、共に学び成長することの喜びを感じる重要な場です。是非、積極的に学習センターを活用いただいて、放送大学での学びをより実り多いものにしていただきたいと思います。冒頭に申し上げましたように、私共センターの教職員が全力でサポートさせていただきます。

                              

(「ゆふ」114号より)

大分学習センター所長
越智 義道

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