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放送大学
広島学習センター・福山サテライトスペース

所長ご挨拶

 放送大学は学ぶ意欲のある方が、いつでも、どこでも、学べる「開かれた大学」です。世代を問わず、生涯を通じて学び続けようとする人々のためのものです。学部は教養学部の1学部1学科制で、6分野のプログラムが設置されて幅広い教養を学ぶことができます。修士課程と博士後期課程を備えた大学院文化科学研究科も設置されています。卒業や修了を目指すのではなく、特定分野の理解を深めたい方は一部の科目を受講することもできますし、心理士等の資格取得を目指す方は必要な科目を受講できます。授業には、放送授業、オンライン授業、面接授業があります。
 
 広島学習センターは、全国に50ある学習センターの1つで、広島市の広島大学東千田キャンパス内に置かれており、福山市に設置されている福山サテライトスペースとともに、広島県内在住の放送大学学生の皆さんが学習するための中心となるところです。庄原教室には教材等が配架されています。本センターは、平成2年(1990年)に「広島ビデオ学習センター」として発足し、平成10年に「広島学習センター」と改称され、開設後30年を超える歴史があります。広島県内では現在約1800人の方が在学されています。学習センターと福山サテライトスペースでは、面接授業を実施するほか、学習相談、公開講座、研修旅行、サークル活動、卒業証書・学位記授与式と入学者の集いなどが行われ、教職員と対面で話したり、学生同士の交流を楽しんだりすることもできます。面接授業は13名の客員教員と地域の大学教員の協力によって、年に約60科目が開講されており、「生活と福祉」、「心理と教育」、「社会と産業」、「人間と文化」、「情報」、「自然と環境」といった多様な分野を学ぶことができます。さらに、これらについての理解の幅が広がる公開講座も多数行われています。広島地域は平和の大切さを世界に発信しているだけでなく、瀬戸内海をはじめとして自然環境に恵まれています。こうした地域の特徴の理解も深めていくために関連の授業や公開講座も開催しています。

 現代社会ではスマート化やIoTの普及といったこれまでにないシステムが急速に変化しています。こうした社会の変化と課題に対して、いろいろな角度から総合的に対応できる力がますます必要になってくるだろうと思っています。放送大学が目的とする「教養」の学び、そして「生涯学習」と「社会人の学びなおし」という学習の機会は、これからの私たちに必要なことでしょう。

 広島学習センターの教職員一同は、皆さまに、より充実した「学びの場」を提供して、自ら"学び"を楽しむ方々の応援に努めていきたいと思っています。

広島学習センター所長
吉村 幸則

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