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放送大学
千葉学習センター

教員紹介

放送大学千葉学習センターに所属する客員教員、担当するミニゼミをご紹介します。(※令和6年4月1日現在)
     

ミニゼミとは?

「ミニゼミ」は放送授業や面接授業と違い、少人数で教員を囲みながら、各教員の専門分野をテーマに、発表、討論、実験、観察、課外活動など様々な学習スタイルで行われています。年齢や性別も異なる学生のみなさんが、指導教員のもと、共通のテーマを学びながら毎回楽しく活動しています。興味のあるテーマを学ぶとともに、他の学生や教員と交流していただくことも目的としていますので、試験や成績判定といったことはありません。

2024年度4月期は11のゼミで受講生を募集します。放送大学の学生であれば、どなたでも無料(一部ゼミは費用負担あり)で参加できます。受講生は随時募集しておりますので、ご興味のある方は、是非お申込みください。

【配付版】ミニゼミ募集ポスター(2024.4.6版) .pdf

ミニゼミ申請書(原本) .docx

高橋 浩之(タカハシ ヒロユキ)
千葉学習センター所長・特任教授 / 専門分野:健康教育学

『保健の授業を学び直す』

皆さんの多くは「保健」を中学・高校で受けた退屈な授業と考えているでしょう。しかし、実際には、新たな感染症から最新のがん治療、性についての自己決定から高齢者の健康,心肺蘇生法から医者のかかり方など,面白い上に人生の基盤になる内容を保健は扱っているのです。このゼミでは、高校の教科書を題材にその背景やさらに深い知識、また、発展的な内容に関してみんなで学んで行きます。

片岡 洋子(カタオカ ヨウコ)
客員教授 / 専門分野:教育学

『ジェンダー・セクシュアリティについて考える』

ジェンダー・セクシュアリティについての世界と日本の課題について考えるため、関連した本を読んでいます。2023年度は神谷悠一『差別は思いやりでは解決しない ジェンダーやLGBTQから考える』 (集英社新書2022年)、辻村みよ子『ポジティヴ・アクション』(岩波新書 2011年) を読みました。2024年度は、三浦まり「さらば、男性政治』(岩波新書 2023年)を読みます。価格も安く、読みやすい新書を選んでいますので、参加する場合は本を購入しておいてください。

(Zoomを使ったオンライン開催です。)

矢口 貴志(ヤグチ タカシ)
客員准教授 / 専門分野:真菌学

『生活環境中のカビ』

月1回、講義のあと討論するセミナー、残りの時間は、それぞれが自由に観察、実験など行う。現在、予定しているテーマは以下の通りである。
1.真菌の分類体系
2.Aspergillusの分類
3.Penicilliumの分類
4.室内環境のカビ
5.内臓真菌症原因菌
6.皮膚真菌症原因菌
7.マイコトキシン
8.カビが産生する有用物質
9.耐熱性カビ

(ゼミは教室での対面を原則としますが、ZOOMを利用した遠隔での参加も可能です。)

御巫 由紀(ミカナギ ユキ)
客員教授 / 専門分野:植物分類学

『薔薇学講座』

 園芸植物として長い歴史を持つバラについて、植物学、歴史、美術等あらゆる面から、バラの魅力を解説する。
 バラは西洋文化の象徴のように思われているが、約200年前にアジアのバラがヨーロッパに運ばれ、育種に用いられて初めて現代の栽培バラが誕生した。日本に16種類ある野ばらの見分け方、バラの育種において日本の野ばらが果たした役割、オールドローズとモダンローズの系統、日本のバラの歴史等について、教室での講義とバラ園の見学を合わせたゼミを行う。
 <年間予定>
4月20日(土) 春のバラ園見学1 @京成バラ園(午前開催)
5月18日(土) 春のバラ園見学2 @佐倉草ぶえの丘バラ園(午前開催)
6月 8日(土) バラの挿し木入門 @千葉学習センター
7月27日(土) 世界のバラ園 @千葉学習センター
8月17日(土) バラの植物学1 @千葉学習センター
9月21日(土) バラの植物学2 @千葉県立中央博物館
10月26日(土) 二口善雄の「ばら花譜」 @千葉県立中央博物館
11月16日(土) 秋のバラ園見学 @横浜イングリッシュガーデン
12月14日(土) バラの歴史 @千葉県立中央博物館
1月18日(土) 江戸時代のバラ1 @千葉学習センター
2月15日(土) 江戸時代のバラ2 @千葉県立中央博物館
3月 8日(土) レポート発表会 @千葉学習センター

(ゼミは教室での対面を原則としますが、ZOOMを利用した遠隔での参加も可能です。)

伊藤 愼(イトウ マコト)
客員教授 / 専門分野:地球科学

『地層の縞模様から読み解く大地の成り立ちと地球環境変動史』

地層には様々な形,厚さ,長さ,高さなどを示す縞模様が観察されます。このような縞模様は「堆積構造」とよばれ,地層を構成する粒子が運搬され堆積するまでの一連のプロセスの特徴が記録されています。したがって,堆積構造の特徴から地層を形成した流れの種類,方向,速さや強さ,深さや厚さなどの特徴を解読することができます。さらに,堆積構造の特徴から,地層が形成された堆積環境の変遷やその要因を解読することができます。このゼミでは,講義や文献の輪読,さらには室内実験や野外観察などをとおして,「堆積構造」の特徴と形成プロセスの理解を深めるとともに,堆積構造から読み取れる大地の成り立ちや太古から現在に至る地球環境変動史の理解を目指します。

金子 智栄子(カネコ チエコ)
客員教授 / 専門分野:教育心理学・保育心理学

『子どもを理解し、子どもに学ぶ』

子どもは可愛いですが、それ以上に面白い存在です。特に年齢が低いほど見るものすべてが新鮮で、この世は発見に満ちています。よちよち歩きの赤ちゃんは、知的好奇心に満ち溢れたキラキラしたまなざしをもっています。そのようなまなざしを大人になっても持ち続けられたら、人生は幸せなことでしょう。乳幼児期の体験は、その後の発達にも大きな影響を与えます。そこで、乳幼児期からの子どもの発達について共に学び、子どもの素晴らしさを共有したいと思っています。さらに受講生ご自身の発達についても、振り返る機会にしたいと思っています。

(ゼミは教室での対面を原則としますが、ZOOMを利用した遠隔での参加も可能です。)

『学生相談』

学生相談とは、一口で言うと、学習や学生生活を円滑に進める上で、よく分からないことや困難や支障になることなどを学生自身と学生相談者が一緒に考えて、解決・軽減・解消を目指そうとするものです。

具体的には、勉強方法、性格の問題、対人関係、サークル活動、障害に関する問題、家庭内の問題、将来のこと(就活、婚活、終活?など)、......などがあります。

相談時間は1回につき60分ですが、相談内容により延長や短縮もできます。

相談に関する費用は不要です。

原則として、毎月第2・4日曜日 10時~17時

☆学生相談室のご案内2024年度版.pdf

【相談室提出用】学習相談予約票.pdf

(ZOOMを利用した遠隔での相談も可能です。)

青砥 清一(アオト セイイチ)
客員教授 / 専門分野:スペイン法学・スペイン語

『スペイン語とスペイン・ラテンアメリカの文化』

前半の1時間はスペイン語作文を練習します。後半の1時間は、スペイン・ラテンアメリカの文化・歴史などに関するスペイン語文を読みます。

(ゼミは教室での対面とZoomを利用した遠隔のハイブリッド形式で実施します。)

兼古 勝史(カネコ カツシ)
客員准教授 / 専門分野:音楽教育

『音環境文化ゼミ(サウンドスケープ)』

私たちの周りには音楽・騒音・自然環境音・暮らしや日常の音など様々な音があります。こうした音世界を人間が体験する「風景」としてその意味や価値を考えるのがサウンドスケープ研究です。本ゼミではこのサウンドスケープの考えをベースに、「音」「音風景(サウンドスケープ=Soundscape)」をキーワードに地域・環境・社会・メディアを探り、音のフィールドワークやアーカイブの作成、音によるメディア発信等を目指します。様々な音風景や音環境デザインの現場を体験する「野外フィールドワーク」と、地域の音風景の歴史と変遷を過去の資料から調べる「イヤーウィットネス調査」、生活や環境の中からなくなってしまった・なくなりつつある音について調査しまとめる『音のレッドデータブック』の制作、野外の音環境を録音するフィールドレコーディングなどを目標とし、参加者の状況や人数、希望によって内容・分担を決めていきます。

(ゼミは教室での対面を原則としますが、ZOOMを利用した遠隔での参加も可能です。)

伊藤 誠(イトウ マコト)
客員教授 / 専門分野:音楽科教育・ヴァイオリン

『ヴァイオリン・アンサンブルの楽しみ』

ヴァイオリンの構え方や正しい姿勢、楽器の手入れの仕方から始まり、音程づくりの初歩はピチカート奏法(指で弦を弾く方法)で進めます。左手の型が身に付いてきた時点で、弓(ボゥイング)を使って音を作っていきます。
導入期の教材は「わらべうた」や「童謡」ですが、単に楽譜通りに演奏するだけでなく、簡単なアンサンブルの形態を取り入れながら、楽しく楽器に親しんで頂くことをねらいとしています。個別指導と集団学習を併用して進めます。
他の受講生の練習を参観することも大切です。自分が属さないグループが参加する週に見学することは自由です。時間のゆとりがある方は予習・復習に役立てて下さい。

三野 弘文(ミノ ヒロフミ)
客員教授 / 専門分野:物理学

『光が関わる物理を楽しむ(偏光アート、構造色から天然石まで)』

光が関わる身近な物理現象について解説を行います。その上で、偏光アートといった、偏光板とセロハンテープなどの複屈折を有する物質の相互作用で、様々な色の変化が生じる原理について、お話し、実際に数式を用いた計算や、アート作品の制作など体験してもらいます。構造色は、タマムシのキラッとした輝きや、クジャク、カワセミの羽、モルフォ蝶の鮮やかな青色などが有名ですが、ヒドロキシプロピルセルロースと水を使用して構造色を実現することができます。この構造色を示す液晶アクセサリーの作製を行います。アクセサリーは、発色するまでに時間がかかりますので、1カ月後のミニゼミで、発色のメカニズムや温度で色が変わる様子など体験しながらの学びを提供します。様々な色を示す天然石ですが、アメシストやシトリン、タイガーアイなどは主成分がSiO2と同じです。光を使って主成分が同じかどうかを見分ける実験についても解説します。

柴 佳世乃(シバ カヨノ)
客員教授 / 専門分野:中世文学

『私の推しの古典文学』

古典文学には、古くて新しいいろいろな要素が詰まっています。日本の古典文学の中で(どの時代でも結構)、自分が興味を持っている/気になる/これから読んでみたい作品を各自取り上げ、その特徴や面白さについて、自由に発表してもらい、皆で議論します。自分の〈推し〉の古典文学の特徴を再発見するとともに、たくさんの作品に触れることで、多様な古典文学の面白さを皆で共有したいと思います。

(ゼミは教室での対面を原則としますが、ZOOMを利用した遠隔での参加も可能です。)

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